研究課題/領域番号 |
05558039
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研究種目 |
試験研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
情報システム学(含情報図書館学)
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研究機関 | 学術情報センター |
研究代表者 |
安達 淳 学術情報センター, 研究開発部, 教授 (80143551)
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研究分担者 |
大山 敬三 学術情報センター, 研究開発部, 助教授 (90177022)
橋爪 宏達 学術情報センター, 研究開発部, 助教授 (40172853)
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研究期間 (年度) |
1993 – 1995
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研究課題ステータス |
完了 (1995年度)
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配分額 *注記 |
8,900千円 (直接経費: 8,900千円)
1995年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
1994年度: 3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
1993年度: 4,000千円 (直接経費: 4,000千円)
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キーワード | データベース / 分散処理 / 異種分散データベース / プロトコル / マルチデータベース / 問合せ処理 / RPC / クライアント・サーバ / Z39,50 / Z39.50 |
研究概要 |
本研究は、異種のデータベースを統合するための分散データベース(Heterogeneous Federated Distributed Database System、異種統合型分散データベースシステム、以下HFDDSと略す)に関するものである。HFDDSを構築する場合の基礎的な問合せ処理について検討し、その有効性を示すために、HFDDSのデータベースアクセスプロトコルを設計し実装することを目的として、三年にわたって研究を実施した。 まず、異種分散データベースにおける機能要素について理論的な考察を行った。HFDDSで要求される一般的な機能要素を検討した。読み出し専用のデータベースの場合について大域的スキーマとローカルなスキーマの統合について、仮想データベースという概念を導入することにより、利用者が複数の情報資源の存在を意識せずに、問合せを自動的に分解し関係するサーバに転送し、その結果を受けとるような処理手法を提案した。 このような問合せ処理手法、問合せの分解等の形式化を行い、この処理によって得られる解の正しさと完全性について証明することができた。た。 以上に述べた処理手法により、個別の問合せをそれぞれのサーバに送って得られる解の集合より、提案する手法を用いた方が、大きな解が得られることが一般的にいえるが、この程度をシミュレーションによって評価することができた。 また、問合せ分解アルゴリズムを実装し、プロトタイプのシステムとして、LAN上の複数のデータベースサーバから並行して問合せの解を得るようなシステムを動作させ、提案した手法が有効に機能することを示した。
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