研究課題/領域番号 |
05558088
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研究種目 |
試験研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
生物物理学
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研究機関 | 横浜市立大学 |
研究代表者 |
西村 義文 (西村 善文) 横浜市立大学, 大学院・総合理学研究科, 教授 (70107390)
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研究分担者 |
池田 壮 日本分光(株), 第1事業部, 副技師長
黒田 幸夫 日本ブルカー(株), 技術サービス部, 部長
片平 正人 横浜国立大学, 工学部, 講師 (70211844)
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研究期間 (年度) |
1993 – 1994
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研究課題ステータス |
完了 (1994年度)
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配分額 *注記 |
15,800千円 (直接経費: 15,800千円)
1994年度: 2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
1993年度: 13,000千円 (直接経費: 13,000千円)
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キーワード | レーザー / NMR / 円偏光 / 蛋白質 / 光CIDNP / プローブ / 生体高分子 / CIDNA / DNA / レーザー増感NMR / 偏光 |
研究概要 |
本試験研究では、「生体高分子用レーザー増感NMR装置の製作」を行った。既設のNMR装置にレーザー増感用のプローブを取り付け、既設のレーザー装置からのレーザー光を外部トリガーで、偏光を制御して蛋白質の試料に照射する装置を製作した。特に、プローブ内で試料にレーザーが照射されるときに、真下からレーザー光が照射されるように、特別のプローブを製作した。このプローブは改造したにもかかわらず、感度面では通常のプローブとほとんど変わらないことを確認した。また、強いレーザー光の右周り円偏光と左周り円偏光とが外部トリガーで迅速に切り替わるようにした。外部トリガーで実際に切り替わることを確認した。実際のNMR測定を行ったところNMRとしては特に問題が無いことを確認した。また、レーザー照射も特に問題が無いことを確認した。今左右の各円偏光で実際に磁場に平行にレーザーを照射したときに、光学活性な分子の化学シフト変化を確認しているところである。また、その準備段階として、いくつかの蛋白質のNMRを測定して、蛋白質中のヘリックス等析まで終了した蛋白質をいくつか得ることができたので、円偏光に寄る化学シフト変化の立体構造上の影響を調べることが出来るようになった。 装置の製作は終了したので、実際に種々の蛋白質でレーザー増感の効果を現在調査しているところである。
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