研究課題/領域番号 |
05558115
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研究種目 |
試験研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
医用生体工学・生体材料学
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研究機関 | 金沢大学 |
研究代表者 |
清水 宣明 金沢大学, 大学院・自然科学研究科, 助教授 (50019634)
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研究分担者 |
松村 英生 株式会社エイコム, 開発部, 部長
大村 裕 日本臓器製薬(株), 生物活性科学研究所, 名誉顧問 (30019517)
林 良茂 金沢大学, 工学部, 教授 (60019750)
都甲 潔 九州大学, 工学部, 助教授 (50136529)
堀 哲郎 九州大学, 医学部, 教授 (00022814)
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研究期間 (年度) |
1993 – 1995
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研究課題ステータス |
完了 (1995年度)
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配分額 *注記 |
16,500千円 (直接経費: 16,500千円)
1995年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
1994年度: 6,000千円 (直接経費: 6,000千円)
1993年度: 8,300千円 (直接経費: 8,300千円)
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キーワード | バイオセンサ / 免疫センサ / 酵素センサ / 水晶振動子 / 抗原-抗体反応 / グルコースオキシダーゼ / 微小透析法 / 生理活性物質 / 固定化抗体 / 抗原・抗体反応 / ヒトIgG / 抗ヒトIgG / マイクロバランス / バイオセンサー / 免疫センサー / 酵素センサー / ボルタンメトリー / 単一ニューロン活動 / セロトニン / ノルアドレナリン / 視床下部 / 臓器マイクロダイアリシス |
研究概要 |
本研究は複数の超微少液性情報変化を同時に解析できる多機能バイオセンサを開発するため、その基礎研究として、(1)微小透析プローブによる生理活性物質の分離と高感度測定法の確立、(2)基質選択性酵素センサの開発、(3)水晶振動子マイクロバランスを利用した免疫センサの開発の各研究テーマについて検討し、以下の結果を得た。 I.微小透析プローブ (1)In vitroでのノリアドレナリン相対回収率は約20%であり、その検出限界は500fg/40μlであった。 (2)ノリアドレナリンの回収に関する基礎実験をラット内側前頭前野および脾臓で行い、十分満足のいく結果が得られた。 II.酵素センサ (1)本研究で作製したグルコースオキシダーゼ固定化センサは、基質選択性、感度及び濃度依存性に関して十分満足のいくものであった。 (2)低溶存酸素溶液中では、グルコースセンサの感度の低下が認められるが、フェロセンを電子メディエータとして介在させることによりセンサの感度が維持できた。 III.免疫センサ (1)水晶振動子をマイクロバランスとして用いることができる。またその感度は1Hz/ngときわめて高い。 (2)水晶振動子電極表面にチラミンを電解重合し、アミノ基を導入後、グルタルアルデヒドを用い抗体(抗ヒトIgG)のアミノ基との間にシッフ塩基形成反応を行わせた。これにより抗体を電極表面に効率よく固定化できる。 (3)各種濃度のヒトIgG溶液(10,30,50μg/ml)投与によってきわめてゆっくりとした時間変化で振動数が変化し、IgG50μg/ml投与の場合、約20分後に最大振動数変化200Hzに達した。一方、ウシ血清アルブミン(10μg/ml)を投与しても、IgG投与時に観察されたような顕著な振動数変化が認められないことから、この反応は非特異的タンパク結合などによるものではない。
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