研究課題/領域番号 |
05559001
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研究種目 |
試験研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
広領域
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
水野 守道 北海道大学, 歯学部, 助手 (10125354)
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研究分担者 |
田崎 まり子 (株)サンギ, 札幌研究所, 主任研究員
渡辺 隆之 (株)サンギ, 札幌研究所, 室長
鈴木 克憲 北海道大学, 医学部, 助手 (60241329)
重信 恵一 北海道大学, 医学部, 助手 (30250450)
久保木 芳徳 (久保木 芳憲) 北海道大学, 歯学部, 教授 (00014001)
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研究期間 (年度) |
1993 – 1995
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研究課題ステータス |
完了 (1995年度)
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配分額 *注記 |
5,500千円 (直接経費: 5,500千円)
1995年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
1994年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
1993年度: 3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
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キーワード | 骨芽細胞 / コラーゲン / マトリックス / 細胞分化 / 骨髄細胞 / コラーゲンマトリックス |
研究概要 |
本年度は研究の最終年にあたるため、コラーゲンマトリックス-骨髄細胞複合体を実験動物へ移植し、骨の形成過程を解析した。これまでの研究から骨髄より接着性の多分化能を有する細胞を採取しコラーゲンマトリックス上へ播種し培養したところ、骨芽細胞へ分化することを明らかにした。さらにこの複合体を実験動物の背部皮下へ埋殖すると、約1ケ月後には骨が形成され、内部には骨髄も形成されていた。コラーゲンマトリックスとしてはI型コラーゲンが最も優れており、II型からV型コラーゲンには分化誘導能は認められなかった。またI型コラーゲンの場合でも細胞をマトリックス内へ封入すると、誘導能は低下していた。このことは細胞と細胞外マトリックスとの相互関係が重要なことを示している。また骨髄細胞を何代か継代培養してコラーゲンマトリックス上へ播種したところ、細胞外マトリックスによる骨芽細胞への分化誘導はほとんど認められなかった。骨髄細胞は骨髄から採取した直後は高い多分化能を有しているが次第にそれが失なわれ、線維芽細胞となってゆくためコラーゲンマトリックスへの応答性が失なわれてゆくものと思われる。このような状態の細胞は、生体内へ移植しても骨の形成は認められない。一方骨髄から採取した直後の骨髄細胞をコラーゲンマトリックスとともに生体へ埋殖しても骨は形成されない。このことは生体内で十分な骨を誘導するためには、移植前に細胞が十分骨芽細胞へ分化していなければならないことを示している。
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