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環境音に対する回避反応の分析

研究課題

研究課題/領域番号 05610068
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 実験系心理学
研究機関福島県立医科大学

研究代表者

島井 哲志  福島県立医科大学, 医学部, 講師 (30136973)

研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1993年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード環境音 / アメニティ / 騒音 / 回避反応 / 情緒反応
研究概要

健康な男女学生を被験者として、はじめに、オージオメータを用いて、聴力の正常であることを確認し、実験を開始した。被験者には、実験の目的、手続き、危険性、および、資料の守秘について、文書を用いて説明を実施し、実験参加の同意を得た。
刺激音としては、歯科医のドリル音とし、ディジタルサンプラに取り込んで、パソコンから提示をコントロールした。音の邪魔感に個人差があることが予想されたので、はじめに、音の大きさを自分で調節して、個人ごとの1)聞いていて邪魔にならない程度、2)聞いていてわずらわしい程度、3)聞き続けるのが耐えられない程度の大きさを決定した。2回のセッションからなる本実験では、2)と3)の大きさの音を刺激とし、パソコンのキーを押しを反応とした、シドマン型回避スケジュール下で回避訓練を行った。実験時間はそれぞれ30分程度であった。
結果は、以下の通りであった。歯科医のドリル音に対する邪魔感は、個人ごとにかなり異なっていた。これには、個人の経験による影響が考えられるが、歯科医にかかったことがないから平気だとする被験者がいる反面、よくかかっていたので平気だと報告する被験者もあり、経験だけでなく、経験の内容によって異なることが示唆された。
このことを反映して、回避反応の成績にも、大きな個人差があり、ある被験者では、通常、シドマン回避行動としてよく観察されるような、刺激後に反応をするパタンで始まり、しだいに、間隔をあけて、反応が連続する回避行動か形成された。しかし、別の被験者では、まったく反応が生起しなかった。これらのことから、今後は、これらの行動成立の背後にある、諸要因の分析を行うことが重要であると考えられた。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書

URL: 

公開日: 1993-04-01   更新日: 2016-04-21  

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