研究課題/領域番号 |
05610109
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
教育・社会系心理学
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
兒玉 憲一 広島大学, 保健管理センター, 助教授 (10186702)
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研究分担者 |
一円 禎紀 広島大学, 保健管理センター, 助手 (80223080)
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研究期間 (年度) |
1993 – 1994
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研究課題ステータス |
完了 (1994年度)
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配分額 *注記 |
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1994年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1993年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
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キーワード | ヒト免疫不全ウイルス(HIV) / 後天性免疫不全症候群(AIDS) / HIV / AIDSカウンセリング / 臨床心理士 / 保健所スタッフ / マイクロカウンセリング / 研修方法 / HIV感染者 / AIDS患者 |
研究概要 |
断続研究初年度の平成5年度には、臨床心理士をHIV/AIDSカウンセラ-として養成する方法を研究した。幸い、日本臨床心理士会等の関係諸団体の協力を得て、年度内に全国規模のHIV/AIDSの研修会を2回開催できた。この2回の研修会を事例研究法の手法で分析した。その結果、臨床心理士対象のHIV/AIDSカウンセラ-の養成方法において配慮しなければならない諸条件が明らかになった。とくに、HIV/AIDSについての最新の医学的な論義、PWA自身による講演、援助事例の報告と討議、カウンセラ-のためのセルフヘルプグループなどの重要性が明らかになった。この結果は、平成6年度の全国研修会の企画に反映されて、実際に活用された。 平成6年度には、保健所の医師や保健婦などのスタッフをHIV/AIDSカウンセラ-として養成する方法を研究した。まず、5県での7回の研修会で行われた35組のロールプレイを分析して、保健所のHIV/AIDSカウンセリングの技法や研修上の問題点を明らかにした。次に、もっとも望ましい形で開催できた研修会について事例研修を行い、研修時間、研修スタッフ、研修内容などについて詳細な検討を行った。その結果、保健所では感染者対応の技量をもっと高める必要性が明らかになった。
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