研究課題/領域番号 |
05610145
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
社会学(含社会福祉関係)
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研究機関 | 山口大学 |
研究代表者 |
小川 全夫 山口大学, 人文学部, 教授 (40041016)
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研究分担者 |
KASHIMA Tets University of Washington, Department of A, Associate
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研究期間 (年度) |
1993
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研究課題ステータス |
完了 (1993年度)
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配分額 *注記 |
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1993年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
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キーワード | 海外移住 / 国際交流 / カナダ / アメリカ合衆国 |
研究概要 |
調査対象地を、カナダへの密航移民で有名な宮城県東和町、カナダヘの移民でアメリカ村と呼ばれるようになった和歌山県美浜町、ハワイ移民の草創山口県東和町及び玖珂町、ハワイ移民アメリカ本土移民以来戦後のブラジル・ボリビア・ドミニカ移民にいたるまで持続した福岡県黒木町、戦前のアメリカ移民だけでなく戦後難民として合衆国へ移民した鹿児島県頴娃町に定めて、それらの海外移住の歴史について、現地インフォーマントから情報を収集した。また現在残されている記念碑、史跡、資料等の所在を探策し、その保存と活用状況について、調査を行った。また各種海外移住に関する文書、資料の保管施設(外交資料館、国会図書館、和歌山市立図書館資料室、久留米市図書館)において、関係書類の所在を確認した。その上で山口県玖珂町を外して、他の5地区の住民意識調査を行った。現地町役場の協力を得て、各地区から20歳以上300サンプルを抽出、郵送ないし自治会を通して配布し、郵送によって回収した。有効回収率は、宮城県東和町86.0%、和歌山県美浜町49.0%、山口県東和町41.0%、福岡県黒木町67.3%、鹿児島県頴娃町44.7%であった。調査結果はコンピューター集計し、地区別、性別、年齢などデモグラフィックな要因を初めとして、各質問相互の相関を分析し、海外移住に関係する度合いと国際交流意識の質について考察を加えた。地区別調査結果については、各地区に報告し、詳しい調査結果については、今後アメリカ・カナダ側の調査を待って合わせてまとめることとした。
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