研究課題/領域番号 |
05610213
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
教育学
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研究機関 | 福岡教育大学 |
研究代表者 |
平田 宗史 福岡教育大学, 教育学部, 教授 (50033551)
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研究分担者 |
平田 トシ子 九州女子短期大学, 初等教育科, 教授 (20192297)
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研究期間 (年度) |
1993 – 1995
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研究課題ステータス |
完了 (1995年度)
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配分額 *注記 |
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
1995年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1994年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1993年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
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キーワード | GHP / IFEL / 教育指導者講習会 / 戦後日本の教育 / 教員養成 / 教育長 / 指導主事 / 民主化 / 教育指導者講習 / G.H.Q. / C.I.E. / 教育の民主化 / 教育指導者講習研究集録 |
研究概要 |
IFELは、教育の民主化を進めるため、教育長、指導主事、教員養成関係大学教官、大学行政官、青少年指導者などを対象者として、1948年10月から1952年12月までの間、9期にわたって実施された。その指導の中心となったのは、アメリカ合衆国から招聘されPC大学行政官、教育学者、指導主事等々であった。日本人の参加者は、一万人以上であった。それは、教師教育、教育行政、女子教育、教科教育などの戦後日本の教育の民主化に多大な影響を及ぼした。 本研究は、IFELに関する全領域にわたった資料を収集することに努めた。公刊された資料も、かなりの酸性化が進み、コピーするのも、大変であった。そして、参加者は、老齢化が進み、聞きとりも難しくなった。しかし、かなりの資料を収集することが出来たと、自負している。 只今、収集した資料の解明を行なっているが、何しろ、収集した資料は、膨大であり、多方面に亘っているので、短期間には、全体をまとめることは不可能である。したがって、出来るところから分析し、それをまとめ、発表して行きたい。1995年には、第1回から第9回のIFELの概要を明らかにした。『教育指導者講習会(IFEL)の基礎的調査研究(-)-研究序説-』,1996年には、福岡教育大学の前身である福岡学芸大学開催の第8期のIFELを解明した『教育指導者講習会(IFEL)の基礎的調査研究(二)-福岡学芸大学開催のIFEL-』と、女性の民主化を解明した『教育指導者講習会(IFEL)の基礎的調査研究(三)-IFEL報告書にみる女性の民主化について-』を発表した。今後、分析し、まとめることの出来るところからまとめ、発表し、IFELの全容を明らかにしたい。そうすると、日本の戦後教育は、何であったのか、分かるであろう。
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