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病弱な重度・重複障害児に対する学校教育の諸条件に関する比較分析的研究

研究課題

研究課題/領域番号 05610241
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 教育学
研究機関国立特殊教育総合研究所

研究代表者

松田 直  国立特殊教育総合研究所, 重複障害教育研究部, 研究室長 (60099942)

研究分担者 山下 皓三  国立特殊教育総合研究所, 重複障害教育研究部, 研究部長 (30166673)
平井 保  国立特殊教育総合研究所, 重複障害教育研究部, 研究室長 (60000296)
川住 隆一  国立特殊教育総合研究所, 重複障害教育研究部, 主任研究官 (20124208)
研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
1993年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
キーワード重度・重複障害児 / パルスオキシメーター / 酸素飽和度 / 心拍数 / 運動負荷 / 粉塵量
研究概要

肢体不自由養護学校や特殊学級の通学児、重症心身障害児施設や家庭で教育を受けている子ども、養護学校高等科を卒業した青年延べ55名、および健常児者14名について、パルスオキシメーターを用いて、仰臥位での安静時、座位にした時、トランポリンで全身を揺らした時、食事を食べさせた時等の末梢動脈血中の酸素飽和度と心拍数を測定した。また、その時の室温・湿度・気圧・空中の粉塵量・騒音についても測定した。これらの測定結果と、担任・養護教諭・保護者からの子どもの障害や健康状態に関する情報、および学校教育に関する情報(指導形態、指導内容・方法)とを比較検討した。
主な結果は、(1)重い障害をもった子どもでも安静時には酸素飽和度が90%を越えていることが多いが、中には不安定で90%を割る子どももいること、(2)座位をとらせる時には、一時的に酸素飽和度が低下することが多いこと、(3)トランポリンで揺らすなどの運動負荷が続くと、酸素飽和度の低下が生じやすいこと、(4)食事中にむせると、一時的にせよ酸素飽和度が90%を割ることが多いこと。(5)同じ子どもでも、日によって酸素飽和度のレベルに差があること、(6)心拍数は、レベルの違い、変動幅の大小等、変化に富んでいることが多いこと、(7)空気中の粉塵量は、特に特殊学級のプレイルームで全身の動きを伴った活動を大きな集団で展開する時には多くなり、大きな駅の地下道とほぼ同じレベルに達すること等であった。
専門の医師に指導助言を得たが、特に(1)パルスオキシメーターで活動中の呼吸や血液循環の状態をある程度捉えることは可能であり、今後データを蓄積していく必要があること、ただし(2)活動中には種々の要因による変動が混入する可能性があるので、それらを究明する必要があること等が指摘された。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書

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公開日: 1993-04-01   更新日: 2016-04-21  

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