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常陸国中世武家の系譜と在地基盤に関する基礎的研究

研究課題

研究課題/領域番号 05610275
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 日本史
研究機関常磐大学

研究代表者

糸賀 茂男  常磐大学, 人間科学部, 助教授 (00223206)

研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1993年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード常陸国中世武家 / 小田氏 / 宍戸氏 / 真壁氏 / 常陸平氏 / 佐竹氏
研究概要

1.小田氏関係史料の研究
『筑波町史史料集』(中世編I-II)に収載されている小田氏関係史料に新たに関係史料の追加を試みた。そして小田氏と同族の下野国茂木氏の伝来文書(秋田県大館市吉成家蔵)を実現して、小田氏関係で唯一残存する家伝文書群の重要性を確認した(成果は『茨城県史科 中国編V』所載)。他に小田氏故地陸奥国小田保、小田氏流高野氏故地陸奥国高野部の踏査を行った。
2.宍戸氏関係史料の研究
『友部町史中世文献目録』所載の宍戸氏関係史料(計180点余)のうち、宍戸庶子家一木氏・真家氏伝来文書の採訪・調査を行った。小田氏同様、宍戸本宗家の伝来文書が無い現状では上記2氏の存在と伝来文書は常陸中世武家研究の上で貴重である。
真壁氏関係史料の研究
『真壁町史料』(中世編I・II)所載史料に加えて約190点余の真壁氏および中世真壁部(壯)関係史料が収集し了えた(成果は『真壁町史科 中世編III』所載、近刊)。これで関係史料約400点が直接・間接的に真壁氏研究を支えることとなる。
4.常陸平氏流氏族関係史料の研究
鹿島・行方・小栗・大掾氏などが上記真壁氏同様に史料収集の対象となるが、小栗氏についてはその系譜と在地基盤の基礎的整理がつれられた(成果は『協和町史』所載)。他は作業継続中である。
5.佐竹氏関係史料の研究
「秋田藩家蔵文書」中の佐竹氏関係史料の総点検を行い、かつその他に入手可能な佐竹氏および常陸国奥七群関係中世史科の収集・点検・編年を行った。収集史科は多く、解釈・利用は今後の課題として残るが、この一連の作業から佐竹氏に関する親知見を得たことは間違いない(成果の一部は近刊の『新修日立市史』所載)。
上記1〜5の作業を通して常陸国中世武家の系譜と在地基盤に関する研究の基本条件が部分的にせよ整備されたと考える。そして同様の作業を継続し、各武家の研究の深化、発展に務めたい。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書
  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] 糸賀茂男: "史料の中の文芸" 『茨城文学』. 20. 6-12 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] 糸賀茂男(共著): "茨城県" 『茨城県史料 中世編V』(茨木文書). (1994)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] 糸賀茂男(供著): "真壁町" 『真壁町史料 中世編III』. (1994)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] 糸賀茂男(共著): "協和町" 『協和町史』. 611 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] 糸賀茂男(共著): "日立市" 『新修日立市史』. (1994)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書

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公開日: 1993-04-01   更新日: 2016-04-21  

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