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京都賀川家門人帳の研究

研究課題

研究課題/領域番号 05610278
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 日本史
研究機関明治大学

研究代表者

平野 満  明治大学, 文学部, 助教授 (10189855)

研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1993年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード賀川家門人帳
研究概要

本研究の出発は、京都賀川家の門人帳である『門人籍』の原本(3冊)を明治大学図書館によって購入されたことに始まる。この『門人籍』はこれまでその写本しか知られておらず、研究者もこの写本によって活字化されたものを利用するしかなかった。しかし、今回再発見された本史料は活字化されているものよりかなり多くの記事が記載されており、本史料を研究者に提供することが急務であると考えた。そこで、まず最初に行なっことは、本研究の基礎となるべき本史料を活字化して研究者に提供するための翻字から始めた。この作業はすべて終了し、目下フロッピーに保存されている。発表の機会が得られれば、活字化して広く研究者に提供したいと思っている。
第2は、3冊の『門人籍』のうち2冊は門人自身の自筆署名によっており、入門時に記載されたものであるが、他の1冊は前者と門人名が重複しているものが多く、年紀も数カ月から数年の遅れがみられる。この両者の関係が疑問であったが、前者が門人帳の原本、後者はおそらく免許を受けることができた門人の名簿ではないかと推定するにいたった。このことは明確な事実による実証が不可欠ではあるが、今のところ実証できるに至っていない。さらなる、調査を継続する予定である。
上記の問題の解決、および門人たちの地方への普及の状況を具体的に知るため、鳥取・名古屋・京都・大阪その外の図書館・博物館・資料館等に赴き、主として近世後期の医師関係史料を調査・収集した。これまでのところ、かなりの史料を閲覧・収集したが予想に反して目的に直接関わる史料が乏しいため、論文として発表できるほどの史料は得られていないが、発表できるほどの成果を得るために今後も粘り強く史料収集を継続する。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書

URL: 

公開日: 1993-04-01   更新日: 2016-04-21  

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