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アングロ=ノルマン記述史料の比較研究

研究課題

研究課題/領域番号 05610317
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 西洋史
研究機関広島大学

研究代表者

山代 宏道  広島大学, 文学部, 助教授 (80113372)

研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1993年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
キーワードアングロ=ノルマン期 / ノルマン征服 / 歴史叙述 / 記述史料 / 歴史家 / 中世イングランド
研究概要

11・12世紀ヨーロッパにおいて活躍したノルマン人についての総合的理解を目指しながら、アングロ=ノルマン期に活躍した具体的人物の伝記や具体的事件の記述史料を比較分析することで、当該期の歴史家たちの立場の異同を明らかにし、歴史家の立場や記述史料内容の異同が当時の現実をどのように反映しているのかを検討した。
購入した『ドゥームズデイ=ブック』や他の史料・研究書、そして史料収集旅行で集めた研究論文を利用しながら、上記課題での研究を進めたが、史料・文献の入手、利用開始時期等の事情もあって、現在までに記述史料内容の分析が終了したとはいえない。今後もひきつづき史料内容の比較検討を行っていく予定である。
しかし、本年度中において、文献を中心としたアングロ=ノルマン期の歴史家(『アングロ=サクソン年代記』作者、エドマー、ジョン=オヴ=ソールズベリー、ウィリアム=オヴ=マームズベリー、オルデリック=ヴィターリス、ジョン=オヴ=ウスター、シメオン=オヴ=ダラム、ヘンリー=オヴ=ハンティンドンたち)についての研究を進め、12世紀前半を中心とした各歴史家の歴史叙述の内容、かれらの執筆動機、時代的特徴などについて概観することができた。こうした、主として研究文献から得られた知見について、みずから史料に当たりながら確認し、通説を批判的に検討していくことが、今後の課題である。
なお、これまでの研究から得られた知見は、当初の実施計画のごとく、学術誌における論文「アングロ=ノルマン期の歴史家立ち」として発表する(広島史学研究会『史学研究』204号掲載予定)。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 山代宏道: "中世イングランドにおける修道院建設と地域支配(ヘゲモニー)" 西洋史学報. 21. 1-18 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] 山代宏道: "アングロ=ノルマン期の歴史家たち" 史学研究. (予定). (1994)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] イギリス中世史研究会編: "中世イングランドの社会と国家(山代宏道論文「ノルマン征服とイングランド教会」)" 山川出版社, 452(49-67) (1994)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書

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公開日: 1993-04-01   更新日: 2016-04-21  

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