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古代東アジアの壁画墳に関する基礎的研究

研究課題

研究課題/領域番号 05610330
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 考古学(含先史学)
研究機関徳島大学

研究代表者

東 潮  徳島大学, 総合科学部, 教授 (70243673)

研究期間 (年度) 1993 – 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
1994年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1993年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード高句麗壁画 / 古墳壁画
研究概要

東アジア(中国大陸・朝鮮半島・日本列島)における壁画噴に関して基礎資料を集成した。その成果に基づき、墳墓の変遷を明らかにし、壁画の発展段階をとらえた。
高句麗の壁画は、4世紀中頃に当時の都であった集安と安缶地方で出現し、前者は遼東半島の地域、後者は遼陽地域の墓制・壁画内容の影響をうけていることを明らかにした。そして高句麗壁画は、墓主図像から四神図像に変化し、周辺の地域にも伝播した。日本の高松塚古墳の壁画も、四神図像はその高句麗の影響を受け、さらに唐の変化の影響のあることを論証することができた。
高句麗壁画の百済・新羅への伝播も、高句麗の政治的領域の拡大過程と密接な関係があることが知られた。百済においては、高句麗と同時に中国南郭の壁画の影響のあることを、壁画の表現、墓制の構造などからとらえた。
唐代の壁画は、高松塚古墳の影響を及ぼしたが、一方で渤海壁画にも系統関係がみられる。高松塚壁画と渤海壁画を比較検討することによって明瞭となった。

報告書

(3件)
  • 1994 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1993 実績報告書
  • 研究成果

    (7件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (7件)

  • [文献書誌] 東潮,田中俊明: "高句麗の歴史と遺跡" 中央公論社, 400 (1995)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1994 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 白石太一郎他 共著: "装飾古墳の世界(仮称)" 吉川弘文館, 350 (1994)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1994 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] AZUMA USHO & TANAKA TOSHIAKI: Ancient Ruins of Koguryo. Chuoukouronsha Press, 400 (1995)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1994 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 東潮・田中俊明: "高句麗の歴史と遺跡" 中央公論社, 400 (1995)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] 白石太一郎他共著: "装飾古墳の世界(仮称)" 吉川弘文館, 350 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] 東潮: "遼東と高句麗壁画-墓主図像の系譜-" 朝鮮学報. 149. 1-46 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] 東潮: "装飾古墳の源流-東アジアの装飾墓-" 装飾古墳の世界. 126-127 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書

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公開日: 1993-04-01   更新日: 2016-04-21  

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