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コンピュータ用マークアップ言語の応用による、文字論の生成的構成の試み

研究課題

研究課題/領域番号 05610345
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 国語学
研究機関北海道大学

研究代表者

石塚 晴通  北海道大学, 文学部, 教授 (10002289)

研究分担者 豊島 正之  北海道大學, 文学部, 助教授 (10180192)
研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
1993年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
キーワード異体字 / 字体 / フォント / 文字論
研究概要

1.異時代の資料の補強
過年度の資料との時代差のある資料を補強する為に、日本の字体資料として正倉院文書大宝戸籍帳(マイクロフィルム拡大焼き付け)、中国の字体規範資料として南宋版本(新規撮影)を用い、「異体」関係にある字を選び出して、字体整理を行った。
2.SGML規格とその応用の調査
字体の交換形式として、SGML(ISO 8879/JIS X4151)規格を採用する為に、規格の仕様の検討を行った。この結果、SGMLには下記の様な欠陥がある事が判明した。
・スコープ(名前空間)を欠く。この為、一項目内に限って変数を定義する事などが出来ず、異体字グループ間での変数共有などが実質的に不可能である。
・国際符号化に従わない。文字符号に就て踏込みすぎた記述をしている為に、文字符号の国際コード系(Universal Character Set)を適用する事が出来ない。これは本研究の様な多文字集合を扱う場合には致命的である。
・関数構造が無い。この為複数異体グループ間での、異体関係の抽象的共有が出来ない。
この為、字体交換形式として用いる為には、SGMLを下位ルーチンとして呼出す上位仕様を作成するか、全く新たな交換形式を策定するしかないという結論に達した。
この問題に就ては、今後更に実験・検討を重ねる予定である。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書
  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] 石塚晴通: "漢字の字体" 国語学会秋季大会要旨集. 93-秋. 102-106 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] 石塚晴通: "The origins of the Ssu-sheng marks." Acta Asiatica. 65. 30-50 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] 石塚晴通: "訓点語研究-今後の展望" 訓点語と訓点資料. 93. 32-44 (1994)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] 豊島正之: "聖書の翻訳から見たキリシタン文献" 青山学院総合文化研究所年報. 1. 15-28 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] 豊島正之: "電子化テキストの国際的共有" 国語学会秋季大会要旨集. 93-秋. 82-88 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書

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公開日: 1993-04-01   更新日: 2016-04-21  

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