研究課題/領域番号 |
05610363
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
国文学
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研究機関 | 龍谷大学 |
研究代表者 |
宗政 五十緒 龍谷大学, 文学部, 教授 (70081023)
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研究分担者 |
村上 明子 関西外国語大学, 短期大学部, 講師
松本 節子 大坂城南女子短期大学, 国文科, 助教授 (00209636)
赤松 万里 大坂城南女子短期大学, 国文科, 助教授 (60081171)
土井 順一 龍谷大学, 文学部, 助教授 (00133603)
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研究期間 (年度) |
1993
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研究課題ステータス |
完了 (1993年度)
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配分額 *注記 |
700千円 (直接経費: 700千円)
1993年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
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キーワード | 京都 / 洛中洛外 / 街道 / 文学 / 遺跡 / 環境破壊 / 絵画資料 / 映像資料 |
研究概要 |
近年の開発ラッシュには憂慮すべきものがある。都市部のみならず、農山村地域でもゴルフ場やリゾート地開発など、地域発展の名目で環境が破壊されているのである。このことは京都においても同様で、今後10年もすれば歴史的、文学的遺跡の大半は破壊され、往時をしのぶことは困難になる恐れがある。 このような状況に鑑み、早急に現時点での歴史的、文学的遺跡の調査と研究が必要であると思われる。ところで、京都についての研究は数多くなされているが、それらは洛中が中心で、最近特に環境破壊の著しい洛外地域に関するものは、はなはだ少ない。従って本研究では、研究の立ち後れている洛外地域、その内でも特に京都への街道筋を中心として、その地域に展開された文学活動を歴史地理学的方法も援用しながら調査研究するものである。 以上の研究目的に沿って次のような調査研究を行った。まず京都の出入口の七街道の内、東海道、山陽道、山陰道を選定し、それぞれ古地図によって街道の位置を確認した後、名所図会や洛中洛外図などの絵画資料を写真によって収集整理した。また、それぞれの街道に関する作家及び作品を調査した。そして、江戸時代の大名の街道利用の実態についても調査した。 これらの文献調査に基づき、東海道、山陽道、山陰道を実地に踏査し、カメラとビデオカメラで撮影し記録した。この映像資料は後にデーターベース化する予定である。 今回の実地踏査研究によって、当初予測した通りの環境破壊の実態を目の当たりにした。
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