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明清官話音韻史の基礎的研究

研究課題

研究課題/領域番号 05610375
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 中国語・中国文学
研究機関龍谷大学

研究代表者

岩田 憲幸  龍谷大学, 法学部, 助教授 (90176553)

研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
800千円 (直接経費: 800千円)
1993年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
キーワード中国語音韻史 / 官話 / 正音
研究概要

現代中国の共通語(「普通話」)がどのようにして形成されてきたかを跡付けることは大きな課題であり、とりわけその語音面の究明は最も重要な問題のうちの一つである。本研究は明清期の共通語(「官話」)の語音状況を明らかにせんことを目的としている。この目的遂行のための第一歩として本年度なし得たことは以下の通りである。1.資料の調査・収集:主として内閣文庫,国会図書館,東洋文庫,京都大学人文科学研究所,同文学部図書館,関西大学図書館にて関係資料の調査を行い,次のものについて複写・入手することができた。莎彜尊『正音咀華』,同『正音切韻指掌』,華長忠『韻籟』,呂坤『交泰韻』,濮陽〓『韻学大成』,葉乗敬『韻表』。2.資料のデータ化:すでに複写・入手済の潘逢禧『正音通俗表』についてパーソナルコンピュータによるデータ(音韻情報)入力を試みているが、当初の予定より遅延している。3.研究発表:目下前掲資料『正音通俗表』について集中して研究を進めており,現在その成果をまとめつつある段階にある。その一部は論文「『正音通俗表』の韻母体系」として公表した。これにより同資料の表す音系は,ほぼ同時期の正音資料『正音咀華』,『正音切韻指掌』,『正音撮要』などと共通する部分と異なる部分とを有する一種特異なものであることが了解された。今後ひき続いて論文「『正音通俗表』の声母体系」,「『正音通俗表』の音系」(仮称)を発表する予定である。『正音通俗表』についての研究が一段落した後、次いで明代の資料について研究を着手する計画である。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 岩田憲幸: "『正音通俗表』の韻母体系" 龍谷紀要(龍谷大学龍谷紀要編集会). 第15巻第2号. 155-162 (1994)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書

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公開日: 1993-04-01   更新日: 2016-04-21  

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