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E・ヤング、『夜想』及びその挿絵集の研究

研究課題

研究課題/領域番号 05610388
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 英語・英米文学
研究機関京都大学

研究代表者

鈴木 雅之  京都大学, 総合人間学部, 助教授 (50091195)

研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
700千円 (直接経費: 700千円)
1993年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
キーワードエドワード・ヤング / ウィリアム・ブレイク / イコノロジー / 夜想 / 寓意画
研究概要

1.『夜想』への挿絵537点を「彩色の特徴、主要な図像の出現頻度、リパ,クウォールズらの寓意画との関連、イエスの主題」といった点にとくに注目しながら全体構成を検討した。その結果、イエス中心の挿絵が第七夜あたりから急速に増えていることがわかった。
2.この挿絵集は、これまでヤングの批判的注釈に終始していると指摘されてきた。この点を個々の挿絵について検討した。その結果、ブレイクはヤングをストレートに批判しているのではなくむしろヤングが本当にいいたかったことを救い出す、いわば「救済的」(redemptive)な読みをしていることが意外と多いことがわかった。ヤングにみられるこのような特徴は、十八世紀の詩的風土に深く根ざすものであることも明らかになった。
3.ブレイクは挿絵化すべき詩行の頭に※、+等の印を付しているが、挿絵と当該印との相関関係をとくに水彩画と彫版されたもの(第一夜〜第四夜)に限定して調査してみた。するとこの印の位置が水彩画と彫版されたものとで異なっている場合、ブレイクの他の作品(『四つのゾア』など)の影響が反映されていることが多かった。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 鈴木 雅之: "William Blake and Night Thoughts II.115-20" Studies in Eighteenth-Century English Literature. 1-13 (1995)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書

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公開日: 1993-04-01   更新日: 2016-04-21  

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