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日本において余暇時間が貯蓄・消費構造に及ぼす影響の実証分析

研究課題

研究課題/領域番号 05630014
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 経済統計学
研究機関神戸大学

研究代表者

小川 一夫  神戸大学, 大学院・国際協力研究科, 助教授 (90160746)

研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
700千円 (直接経費: 700千円)
1993年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
キーワード余暇時間 / 消費 / 貯蓄 / 選好の弱分離性 / AIDSモデル
研究概要

この研究では,家計の選好についてできるだけ弱い仮定の下で、家計が消費と貯蓄の決定に関して最適化行動をとるという前提の下で、余暇時間の水準が消費と貯蓄の選択に及ぼす影響を実証的に分析した。研究の特徴は、以下の通りである。
1)これまでの多くの消費・貯蓄の実証研究において暗黙に仮定されていた消費と余暇の間の選好に関する弱分離性の仮定を緩めたこと。
2)家計行動を分析するに際して、労働供給行動がすでに決定されたものとして、その下での消費・貯蓄水準の決定に焦点をあてたこと。
3)長期的視野をもったライフ・サイクル-恒常所得仮説に従って行動する家計群のみならず、消費水準が流動資産の水準と可処分所得によって規定されている流動性制約下にある家計群をも考慮したこと。
本研究で得られた結論は以下の通りである。わが国の場合には、テストの結果、消費と余暇の間には弱分離性は成立せず、消費と貯蓄の間の選択行動に対して余暇時間が独立した影響を与えている。具体的にいえば余暇時間は消費に正の効果を有しており、しかも余暇時間に関する消費の弾力性は家計の保有する資産水準(とりわけ実物資産)に依存していることが分かった。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 小川 一夫: "余暇と貯蓄" 国民経済雑誌. 170 7月掲載予定. (1994)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書

URL: 

公開日: 1993-04-01   更新日: 2016-04-21  

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