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ロシア極東地域における外国人労働者問題

研究課題

研究課題/領域番号 05630019
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 経済政策(含経済事情)
研究機関北海道大学

研究代表者

荒又 重雄  北海道大学, 経済学部, 教授 (90000687)

研究分担者 嶺野 幸子  北海道大学, 経済学部, 助手 (30001837)
杉本 龍紀  北海道大学, 経済学部, 助手 (90235896)
研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1993年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード外国人労働者 / ロシア極東 / 労働市場
研究概要

ハバロフスク在住のジャーナリスト、エヌ・ウラーエフ氏の協力をえて、この問題に関するロシア連邦移民局の1993年5月4日付命令第84号とその追加規定、およびハバロフスク地方における外国人労働者在留状況報告、つまり、現在の公的規定と、どのような企業がどのような外国人労働者をどの程度の人数受け入れているかの、公的総括図を入手した。
ついで、ロシア極東における近年の外国人労働者受け入れを、当該地域の知識人が、どのように評価しているかについて、ハバロフスク経済研究所のレオーノフ氏と上述ウラーエフ氏の見解を通じて検索した。いずれも、ロシア極東の労働力資源の不足から外国人労働力導入の必然性を認めつつ、入国する外国人の社会的文化的背景の異質性や、受け入れ方式の非近代性から、問題が発生していることを、重大視している。
さらに、問題の歴史的背景について検討するために、ウラジオストクの研究者、エフ・ヴェ・ソロヴィヨフ氏による、ロシア革命以前のロシア極東への中国人出稼ぎについて研究成果を利用し、その当時における中国人労働者の産業別構成を確認した。また同時に、現時点のロシア極東に展開しつつある労働市場の状態を、公刊されているロシア政府関係の雑誌論文を材料にして検討した。労働市場の未発達にゆえんする求人難が、外国人雇用を呼び起こしている面のあることが明らかになった。
そのほかに、ロシアの新聞を検索し、さまざまな機会を通じて、ロシア極東出身のロシア人に接触して問題に関し聞き取った。ロシア人が、帝政ロシアとソヴィエトの民族政策の影響を受けて、他民族への寛容性を維持しながらも、とりわけ中国人に警戒を強めていることが、窺われた。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書

URL: 

公開日: 1993-04-01   更新日: 2016-04-21  

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