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組織の資源依存モデルの理論的・実証的研究

研究課題

研究課題/領域番号 05630073
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 経営学
研究機関香川大学

研究代表者

細川 進  香川大学, 経済学部, 教授 (10035925)

研究期間 (年度) 1993 – 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
1994年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1993年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
キーワード資源依存 / 進化 / ゆらぎ / 環境認知 / 環境適応 / パラダイム転換 / 地場産業 / 地域社会との再結合 / 中小企業
研究概要

1.ケーススタディと経営実践へのインプリケーション
(1)徳島県アパレル縫製産業の動向と未来像 円高,輸入品と競合,海外生産,価格破壊などの環境変化に直面している縫製産地の近未来像を検討し,生活文化提案型産業に脱皮すべきこと,都市郊外型アパレル縫製産地を形成すべきこと,地域社会との再結合を図ることなど必要性を指摘した。また,このような新しい産地に組み込まれる縫製企業について,経営活動が自立的か受動的かという次元,および,開発・製造・販売のいずれの機能を担当しているかという次元で類型化を試み,産地企業の近未来像を検討した。
(2)燕・三条地域の金属加工産業の動向と未来像 和クギ→ヤスリ・キセル→金属洋食器と変容した燕産地と,和クギ→刃物→作業工具と変容した三条産地とを比較検討した。ともに和クギから出発し製品転換の歴史を持っているが,近時の環境変化への対応は異なりつつある。燕産地は加工技術志向により製品転換のための「ゆらぎ」が発生し易く,金属ハウスウェア,魔法瓶,自動車用部品,チタン加工発色など多様な分野への変化を遂げている。三条産地は製品志向を強めたため,「パラダイム転換」が困難となっており,新分野への転換は方向が見えていない。資源依存モデルによる仮説「(1)地場産業の変容は環境圧力による」は事例からは検証できた。
2.統計的分析
アンケート調査に基づき,多変量解析をこない,企業の存続条件の検討を試みているが,分析中である。
4.今後の研究計画
資源依存モデルによる仮説「(2)地場産業の変容は産地企業の環境適応への意思による」はこの研究からは検証できなかった。そこで産地企業の意思形成の分析方法を「ネットワーク組織論」に求める発想が生まれた。今後は「組織の資源依存モデル」との両輪に,基礎理論の充実と実証研究の展開を試みたい。

報告書

(2件)
  • 1994 実績報告書
  • 1993 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 細川 進: "徳島県アパレル縫製産地の動向と未来像" 四国地方の地場産業の動向と瀬戸大橋が地域に及ぼすインパクト調査. 1-36 (1995)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書

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公開日: 1993-04-01   更新日: 2016-04-21  

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