研究課題/領域番号 |
05630074
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
経営学
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研究機関 | 横浜市立大学 |
研究代表者 |
丸山 宏 横浜市立大学, 商学部, 助教授 (30181837)
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研究期間 (年度) |
1993 – 1994
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研究課題ステータス |
完了 (1994年度)
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配分額 *注記 |
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1994年度: 200千円 (直接経費: 200千円)
1993年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
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キーワード | 社債整理 / デフォルト社債 / 社債市場 / 社債浄化運動 / 社債受託会社 / 支払猶予 / 和議法 / 破産法 / 債務不履行 / 戦前期社債市場 / 交渉モデル / 不良債権 |
研究概要 |
計画通り、『全国公債社債明細表』、『社債一覧』を基礎資料とし、それに社史、地方史、業界団体資料等の資料、および現地調査等によって、戦前期のわが国の社債市場におけるデフォルトの事例を検出し、データベースの作成を完了した。また、当初の計画にはなかったものであるが、デフォルト社債・企業との比較のため、戦前期発行の全社債のデータベースおよび『大阪屋商店株式年鑑』掲載企業の財務データベースの作成も行い、ほぼ完了した。 戦前期の社債デフォルトのデータはこれまで十分に整理されていなかったため、本デフォルト社債データベースの利用価値は、非常に大きいと考える。 データベースを利用した分析でこれまで確認した点は次の通りである。 (1)デフォルト社債の社債本数は165本。『社債一覧』に記載されていないもので今回新たに検出されたものは49本。 デフォルト社債発行企業数は102社。『社債一覧』に記載されていないもので今回新たに検出された企業は33社。また、『社債一覧』の記述に追加すべき情報も多数得られた。 (2)デフォルト社債のうち、担保附社債は39本。 (3)デフォルト社債発行企業のうち、役40%は払込資本金100万円以下の比較的小規模の企業であった。十分な情報が得られない企業のほとんどはこのグループに含まれていた。
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