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納期ずらしによる、作業量平準化および遊休率・退去率の効果の解析

研究課題

研究課題/領域番号 05630078
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 経営学
研究機関早稲田大学

研究代表者

黒須 誠治  早稲田大学, システム科学研究所, 助教授 (20111221)

研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
1993年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
キーワード生産管理 / 個別受注生産 / 納期 / 遊休率 / 退去率
研究概要

需要には変動があるのが普通である。個別受注作業型の企業では、緩衝用在庫を持てないため、需要変動の影響をダイレクトに受ける。そのため放っておくと、作業稼働時間の変動がきわめて大きくなり、残業や遊休が交互に発生することになる。作業稼働時間の変動を小さくする手段の1つは、客の希望する納期を延期または早めてもらうことである。本研究では、引き合い時点において、受注残が多くて、客の希望する納期に間に合わないようであれば、客に交渉して客の希望する納期をもっと先にしてもらうようにする。逆に受注残が少なくて、客の希望する納期よりも早く作業を完了できるようであれば、客に交渉して客の希望する納期よりも早くしてもらうというモデルを設定した。そして、納期を前後にずらすことによって、作業稼働時間の変動がどの程度減少するか、また遊休率及び客の退去率がどの程度減少するかをつぎのような手順で定量的に明らかにした。
1.個別受注作業型企業の需要(量と納期)を確率モデルとして定式化した。
2.需要-処理-受注残の関係を表す構造モデルを作成した。
3.納期をずらすルールをモデル化した。モデルとしては、一律に一定時間ずらすモデルや、そのジョブの作業処理時間に比例した時間ぶんずらすモデルなどとした。
4.上で得られたモデルについて、コンピュータによる数値計算を行った結果、(1)作業稼働率は高くなるが、負荷率が高いと、稼働率はそれほど向上しない。(2)遊休率も十分低くなるが、これも作業稼働率と同様に、負荷率が高い状態では、それほど向上しない。(3)退去率は、客の行動原理に左右されるので、モデルによってかなり異なる、ことなどが明らかになった。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書
  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] 黒須誠治: "2010年の生産システムの要件" ファクトリーオートメーション. 11. 49-51 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] Seiji Kurosu: "Concept,Praclice and Expectalions of MRP.JIT and OPT in Finland & Japan" Production Research. 13. 331-332 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] 野長瀬裕二: "CIM評価手法の体系化" システム科学研究所紀要. 25. (1994)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] 黒須誠治: "ワークデザインのインプットとキャタリスト" 日本経営工学会誌. 44. 338-345 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] 黒須誠治: "製品とその箱に貼るラベルの貼り付け作業の改善" システム科学研究所紀要. 25. (1994)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書

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公開日: 1993-04-01   更新日: 2016-04-21  

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