研究分担者 |
山田 俊雄 立命館大学, 理工学部, 教授 (10037749)
山田 修宣 立命館大学, 理工学部, 教授 (70066744)
中嶋 史図雄 立命館大学, 理工学部, 助教授 (50121611)
土井 公二 立命館大学, 理工学部, 教授 (20025290)
荒井 正治 立命館大学, 理工学部, 教授 (20066715)
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研究概要 |
研究代表者藤村茂芳は On certain indefinite quaternion Kahler metrics,I,Tensor,N.S.,51(1992) において「一定なQ-断面曲率をもつ不定値四元数Kahler多様体は平坦な四元数空間と局所的にQ-射影的対応にあること」とその計量が満たすべき条件について発表した.今回その条件を使って,このような計量が具体的にどのように局所的に表されるかをまとめることができ,「同,II」として論文を準備中である.また完備,連結な四元数Kahler多様体が自明でないQ-射影変換を許容すれば,一定なQ-断面曲率をもつ四元数射影空間と等長になることがわかり, Q-projective transformations of a quaternion Kahler manifold として論文をまとめるべく準備中である. 研究分担者荒井正治と山田修宣は共同で研究し,遠方で発散するポテンシャルをもつSchrodinger作用素に対して,重みつきHilbert空間に属する固有関数を有する,実数でない固有値の存在,非存在について論じ論文にし,研究分担者土井公二はHilbert保型型式についてのL-関数の特殊値を調べ論文を発表した.また研究分担者山田俊雄は確率微分方程式の解に対するPicard近似とNewton法を論じて発表し,更にエネルギー零の加法的汎関数についてlocal timesの合成積型変換,Radon変換を用いてその表現を得て論文にした.(これら4件については「II,研究発表」参照).研究分担者中嶋史図雄は「半群・言語とその周辺」研究集会(1993,中央大学)において,「On the augmented hull of free regular bands」と題して,free regular bandの表現を利用して直接augmented hullの構造を決定したことを発表した.(文中敬称略)
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