研究課題/領域番号 |
05640216
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
解析学
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研究機関 | 城西大学 |
研究代表者 |
岩村 覚三 城西大学, 理学部, 講師 (00077918)
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研究分担者 |
出口 洋三 城西大学, 理学部, 講師 (80077916)
石橋 宏行 城西大学, 理学部, 教授 (90118513)
小林 稔 城西大学, 理学部, 教授 (40077912)
天野 一男 城西大学, 理学部, 助教授 (90137795)
中村 玄 城西大学, 理学部, 教授 (50118535)
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研究期間 (年度) |
1993
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研究課題ステータス |
完了 (1993年度)
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配分額 *注記 |
1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
1993年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
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キーワード | 数理モデル / 弾性理論 / 有限要素法 / 弾性定数逆問題 / 薄板の変形 / 重調和ディリクレ問題 / モンテ・カルロ法 / 平均化法 |
研究概要 |
われわれは、種々の数理モデルに関する研究を行ったが、特に弾性理論に現れる数理モデルの研究において、注目すべき成果が得られた。岩村・中村による非均一2次元弾性体の数理モデルについての成果と、天理による薄板の変形モデルの研究がそれである。 岩村・中村は、有限要素法による非均一2次元弾性体の弾性定数逆問題を否定的に解決した。具体的には、彼らは次のような定理を証明した。 定理.モデルBにおいては、各点に加えられた外力と、その変位の観測が可能であると仮定する。このとき、一般に外力とその観測結果から、モデルBのヤング率はポアソン比を決定することは不可能である。 天理は、弾性理論の薄板の変形問題に現れる、重調和ディリクレ問題の研究を行った。彼は、重調和ディリクレ問題に対する、モンテ・カルロ法と平均化法という新しい数値解法を確立することに成功した。 これらの成果は、それぞれ研究集会 情報基礎論理輪ワークショップ 1993年7月14日〜16日 確率数値解析における諸問題 1993年6月1日〜4日 において発表された。
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