研究課題/領域番号 |
05640251
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
数学一般(含確率論・統計数学)
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研究機関 | 電気通信大学 |
研究代表者 |
牛島 照夫 電気通信大学, 電気通信学部, 教授 (10012410)
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研究分担者 |
田村 明久 電気通信大学, 電気通信学部, 講師 (50217189)
加古 孝 電気通信大学, 電気通信学部, 教授 (30012488)
田端 正久 電気通信大学, 電気通信学部, 教授 (30093272)
内藤 敏機 電気通信大学, 電気通信学部, 教授 (60004446)
渡辺 二郎 電気通信大学, 電気通信学部, 教授 (90011535)
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研究期間 (年度) |
1993
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研究課題ステータス |
完了 (1993年度)
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配分額 *注記 |
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1993年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
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キーワード | 分数巾の収束率 / 水の波線形問題の近似 / 劣微分作用素の固有値問題 / 線形関数微分方程の解半群 / 3次精度上流型有限要素近似 / 高レイノルズ数円柱回り流れ / 抵抗性磁気流体作用素 / 凸最小最大問題 |
研究概要 |
1.研究代表者を中心として得られた知見 (1)正定値自己共役作用素を近似する有界自己共役作用素列の分数巾の収束率と一様有界性 近似作用素の列の収束率が近似作用素の分数巾の列の収束率に適切に反映されることを示し、この結果から分数巾の列のある意味での一様有界性がしたがうことを示した。(2)水の波線形非定常問題の有限要素離散化問題の収束性と誤差評価の方法の抽象的展開 (1)の結果を手がかりにして、研究を展開した。支配作用素が一階の擬微分作用素であることから生ずる興味ある知見を得た。(3)スチェクロフ作用素を用いた透過境界条件の設定とその数値的取り扱い 外部領域におけるポアッソン問題などの有限要素近似問題に適用しその方法を正当化した。(4)軸対称容器内の水の波固有値問題の有限要素計算 理論解析結果の正しさを確認するとともに、理論の適用出来ない場合の問題点を整理した。 2.分担者が著しい成果を収めた研究課題(分担者名) (1)凸汎関数に対する劣微分作用素の固有値問題の列における解の列の収束性(渡辺二郎、海津總)。(2)積分半群の理論の追究とその線形関数微分方程式の解半群への応用(内藤敏機)。(3)3次精度上流型有限要素近似による自動搬送車廻りの気流解析(田端正久)。(4)高レイノルズ数円柱回り流れにおける流脈線のシミュレーションと近似流脈線の誤差評価(田端正久)。(5)抵抗性磁気流体作用素のスペクトル的性質の解明とその近似解法(加古孝)。(6)ある種の凸最小最大問題に対する再帰的アルゴリズム(田村明久)。 3.電気通信大学数値解析研究会の継続開催と研究資料「電気通信大学数値解析研究会講演題目集」の作成 本年度21回に亘っておおむね金曜午前に実施し、3月4日には一日研究会「恩故知新の集い」を開催した。研究資料には1977年から現在にいたるこの研究会とその前身の会での講演題目を収録した。
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