研究課題/領域番号 |
05640296
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
数学一般(含確率論・統計数学)
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研究機関 | 岡山理科大学 |
研究代表者 |
木村 宏 岡山理科大学, 理学部, 教授 (80068907)
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研究分担者 |
山本 英二 岡山理科大学, 理学部, 教授 (50068920)
門脇 真示 岡山理科大学, 理学部, 教授 (50068912)
中川 重和 岡山理科大学, 理学部, 助手 (90248203)
一村 稔 岡山理科大学, 理学部, 教授 (70068899)
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研究期間 (年度) |
1993
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研究課題ステータス |
完了 (1993年度)
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配分額 *注記 |
1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
1993年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
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キーワード | 対話型統計解析システム / Windows化 / 連の個数 / 標本相関係数 / 記号処理 / ブラケット多項式 / 適応型ガウス.ザイデル スキーム / 流体力学 |
研究概要 |
申請課題に関する研究は概ね順調に推移した。予想以上に急速なパーソナル計算環境へのWindowsの浸透に対応すべく、対話型の汎用統計解析システムの開発を進め、プロトタイプについてアジア統計計算会議(iasc)において発表した。既存のSPSSシステムなどもWindows化され始めたが、研究者による機能追加が容易に行える特色あるシステムの実現に向けて、現在も機能拡張に関する研究、開発を継続している。次に、本課題に関連した研究成果の概要を示す。 1.統計学分野では、一村が正規乱数において相関を有する場合の連の個数に着目し、その発生個数の分布特性を求め、同じくiascにおいて発表した。これにより、正規単数列における連の検出が評価可能となった。また、中川はMorgens fern birariate exponential分布のもとでの標本相関数の分布を記号処理の手法を適用して求めiascで研究成果を発表した。 2.数式処理分野では、坂本が結び目/絡み目データのリスト表現形式からブラケット多項式を自動的に生成するアルゴリズムを開発し、これをRlisp処理系上で具体的なシステムとして実現させる研究を行った。 3.数値解析学関連では、仁木が大規模線型方程式系の数値解法に関する新しい反復法(適応型ガウス・ザイデルスキーム)を開発し、研究報告を行った。また、澤見は、流体力学における各種の計算技法に関して集大成を行ったC.A.J.フレッチャーの「コンピューター流体力学」を翻訳した。 4.数学教育分野では、船倉が孝行における数学の学習指導要領を理工系大学における初学年の数学教育とについての関連性に関する研究を行った。
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