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Bragg Curve Counterを用いての微量アルファ放射性物質の検出

研究課題

研究課題/領域番号 05640360
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 素粒子・原子核・宇宙線・宇宙物理
研究機関長崎総合科学大学

研究代表者

木村 喜久雄  長崎総合科学大学, 工学部, 教授 (60108636)

研究期間 (年度) 1993 – 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
1994年度: 300千円 (直接経費: 300千円)
1993年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
キーワードブラッグ曲線検出器 / 多線比例計数管 / アルファ放射性物質 / 還境放射能 / 多線比例係数管 / 環境放射能 / 電離箱 / 比例計数管
研究概要

(1)バックグラウンド計数
多線比例計数管を用いたブラッグ曲線検出器の製作を行い、先づ最初にバックグラウンドレベルの計測を行った。生の計数率は1分間に1個程度であったが、このバックグラウンド信号は全て波形データとしてコンピュータで読み出しているので、この波形データを解析することでアルファ線による信号かどうか、ヌアルファ線の場合どのような角度で検出器に入ってきたのかを判断した。その結果、試料を置く場所付近から放射されたアルファ線(波形識別で除去不可能なバックグラウンド)の計数は1時間当り4個程度であった。この計数は検出器素材から放射されたアルファ線によるものであると考えられたので、検出器素材をアルファ放射性物質の少ない物と交換した結果、計数率を1時間当り0.4個にまで下げることが出来た。
(2)還境物質を用いた測定
この検出器系を用いて絵の具のチューブに用いられていた鉛板からのアルファ線の計測を行った。測定データの中から波形識別によって試料付近から放射されたアルファ線と考えられる事象だけを選び出した結果、鉛試料を置かない場合に比べ約10倍の計数が得られた。即ちS/N比が10程度の測定ができた。この結果は連続スペクトルのアルファ線源に対してのものであるが、不連続スペクトルのアルファ線源に対しては同じ強度の場合S/N比はさらに高くなることが期待されるので、アルファ放射性物質の抽出技術と組み合わせることで様々な還境物質からの微弱なアルファ線の検出が可能なシステムを作ることができた

報告書

(3件)
  • 1994 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1993 実績報告書

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公開日: 1993-04-01   更新日: 2016-04-21  

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