研究課題/領域番号 |
05640453
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
物理学一般
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
谷口 美惠子 名古屋大学, 理学部, 助手 (10022659)
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研究分担者 |
谷口 武 名古屋大学, 農学部, 教授 (10023409)
小林 孝嘉 東京大学, 理学部, 助教授 (60087509)
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研究期間 (年度) |
1993
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研究課題ステータス |
完了 (1993年度)
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配分額 *注記 |
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1993年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
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キーワード | 細胞融合 / アクチン線維 / 高速画像解析 / プロトプラスト |
研究概要 |
新しい高速蛍光顕微画像変換システムを開発し、植物培養細胞プロトプラストのパルス電場による細胞融合初期過程を高速画像解析した。高速蛍光顕微画像変換システムは、高速カメラの結像部に画像増強管を取付け、申請のストロボスコープを用いて、試作の集光型のパルス光源を結合させて高速時間域での画像解析システムを組み上げた。ダイズけん濁培養細胞からプロトプラストを分離し、交流電場を与えると細胞同士が電場方向に真珠鎖の様に結合する。更に直流パルス電場を与えると細胞は融合を開始する。ローダミン-ハロイヂンで細胞を蛍光染色して筋肉と同様植物細胞にもアクチンが存在することを明らかにした。アクチン線維は細胞融合を起こしていない通常の細胞中にも存在することを明らかにすると共に、細胞融合が進むにつれてアクチン線維束が増加し、融合が終段階に入りいくつかの融合した細胞がひとつの丸い細胞に変化してゆく頃になるとアクチン線維束も少なくなることがわかった。アクチン線維の局在は電子顕微鏡観察により確かめると共に、超高圧電子顕微鏡による立体観察を行い微細構造を解析した。細胞融合初期過におけるアクチン線維の局在、融合に伴う生成消滅を明らかにし、細胞骨格形成維持に必須なばかりでなく植物細胞における運動性に関与していることを明らかにした。
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