研究課題/領域番号 |
05640481
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
気象・海洋物理・陸水学
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研究機関 | 金沢工業大学 |
研究代表者 |
川田 剛之 金沢工業大学, 工学部, 教授 (70104768)
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研究期間 (年度) |
1993 – 1994
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研究課題ステータス |
完了 (1994年度)
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配分額 *注記 |
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1994年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1993年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
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キーワード | リモートセンシング / 大気海洋系 / 多重散乱 / 風速 / 風向 / 海面反射 / 偏光 / 大気・海洋系 / 反射 / 反射輝度 / 偏光度 / Cox-Munkモデル |
研究概要 |
本研究は、海域における航空機搭載型POLDERデータの解析を大気・海洋系内の偏光を含めた放射伝達過程のシミュレーションで行った。本研究の結論は次の様にまとめることができる。 1)大気・海洋系における偏光を含む多重散乱過程を数値シミュレーションするコードが新しく開発することに成功した。 2)航空機搭載型POLDERセンサによる反射輝度画像データと反射偏光度画像データの両方について多重散乱計算に基づく解析をおこない、観測画像に見られる主な特徴的パターンは適当な大気エロゾルモデルと海面反射モデルを仮定すれば、数値シミュレーションにより再現可能であることを世界で初めて画像の形で示すことに成功した。 3)海上風速と風向に依存する非等方的な波の傾きを持つAnisotropic Cox-Munkモデルを仮定し、反射輝度データを満足する風速と風向の推定をおこない、その推定値はほぼ観測風速と風向に一致する結果を得た。このことは本研究の最大の目的である海上風ベクトルの推定が反射輝度画像の解析により可能であることを実証したものである。 4)大気エ-ロゾルモデルの識別は反射輝度画像データの解析では不可能であるが、偏光画像データの解析により可能であることを航空機搭載型POLDERデータを用いて示すことができた。本研究で用いた航空機搭載型POLDER海域データは地中海上空で観測されたものであるが、このときの大気エ-ロゾルモデルとしてはJung型(指数インデックス:3<u<5)であると結論できた。
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