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クサリ礫の古地磁気学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 05640499
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 地質学
研究機関島根大学

研究代表者

時枝 克安  島根大学, 理学部, 教授 (90032599)

研究分担者 中島 正志  福井大学, 教育学部, 教授 (70093440)
研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1993年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード古地磁気学 / クサリ礫 / CRM / EPMA観察 / 最近の地殻変動解析
研究概要

この研究の目的は,クサリ礫の残留磁気(CRMと推定している)の性質(広域同時帯磁,微少方向分散)を用いて,最近の(Pleistocene以後)地殻変動量とクサリ礫の帯磁年代を古地磁気学的に解析することである。
当初,この目的のために選んだフィールドは中央構造線に沿う地域であった。しかし,研究代表者が所属学科の学科長として選ばれ,遠隔地での試料採取が困難になったため,主なフィールドを島根県の宍道湖近辺に変更した。そして,この地域から,MIOCENE,および,PLEISTOCENEの堆積層中のクサリ礫から定方位試料を採取して,残留磁気の方向と堆積層の構造変化を結びつける試みを行っている。採取した試料については,現在,古地磁気学的測定を継続している。なお,富山,飛騨高山,名古屋近辺のクサリ礫を若干採取できたので,当初の目的もある程度達成できる見込みである。
計画の変更により不要になった遠隔地への旅費を使用して,クサリ礫のEPMA観察のための試料台,および,ダイヤモンドペースト等の消耗品を購入した。現在,採取したクサリ礫について,EPMA観察用の試料作りを行っているところである。EPMA観察により,クサリ礫の磁性鉱物の種類,サイズ,形状を明らかにし,「クサリ礫の残留磁気はバクテリア起源のCRMである」という仮説を実証しようとしている。なお,研究代表者はEPMA観察に不慣れなため,経費の一部を使用して,東京で開催されたEPMAの講習会に参加した。
本研究で得た成果は,本年秋の学会で発表する予定である。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書

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公開日: 1993-04-01   更新日: 2016-04-21  

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