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熱水系における鉱物の沈殿・溶解反応のtriggerに関する化学地質学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 05640532
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 岩石・鉱物・鉱床学
研究機関兵庫教育大学

研究代表者

渋江 靖弘  兵庫教育大学, 学校教育学部, 助教授 (70196442)

研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1993年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワード熱水溶液 / 石英 / 溶解度 / 温度・圧力依存性 / 塩濃度
研究概要

[研究の目的・研究計画]として(1)H_2O-NaCl系の熱水に関する熱力学的性質についての実験結果あるいは経験式を収集整理する,(2)石英などの熱水性鉱床で普通的に産する鉱物の溶解度に関する実験結果を収集してその理論式あるいは半経験式を求める,の2点を挙げた。これらの計画や目的に沿って研究を進め,次の結果を得ることができた。(1)これまでに与えられてきたH_2O-NaCl系熱水溶液について密度式について資料収集を行った後,これらの密度式に吟味を加えて,それぞれの密度式について実験結果を良く再現する温度・圧力条件を検討した。(2)NaCl濃度が20wt.%までの濃度領域で石英の溶解度を表すことのできる式を,(1)で求めた密度式を用いて導いた。重量モデル濃度で表した石英のNaCl水溶液中での溶解度と純水中での溶解度をそれぞれSaq,Swaterとし,NaCl水溶液の密度と純水の密度をそれぞれρaq,ρwater,溶媒中での水の重量分率をFとおくと,ln(Saq/Swater)=kln(ρaqF/ρwater)の式で与えられる。ここで,k=2.54583である。今回求められた式はSetchenow式と従来の経験式を組み合わせたものであるが,この式の特徴は高温・高圧の熱水溶液中での物質の溶解度を計算できることにある。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Y.SHIBUE: "Applications of temperature-chloride diagrams in the cooling- and dilution-paths of hydrothermal solutions" Proc.8th IAGOD Symposium. 169-182 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] Y.SHIBUE: "Stable isotopes and tourmaline chemistry of the Kaneuchi tungsten deposit in Japan:Implication for high-temperature fluid-rock interaction" Resource Geology Special Issue. 16. 35-51 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書

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公開日: 1993-04-01   更新日: 2016-04-21  

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