研究課題/領域番号 |
05640548
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
地球化学
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研究機関 | 名古屋大学 (1994) 富山大学 (1993) |
研究代表者 |
吉田 尚弘 名古屋大学, 大気水圏科学研究所, 助教授 (60174942)
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研究期間 (年度) |
1993 – 1994
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研究課題ステータス |
完了 (1994年度)
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配分額 *注記 |
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
1994年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1993年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
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キーワード | 一酸化二窒素 / メタン / 地球化学的循環 / 窒素同位体比 / 酸素同位体比 / 炭素同位体比 / 水素同位体比 / 窒素同位体 / 酸素同位体 / 水素同位体 / 炭素同位体 |
研究概要 |
1.N_2Oの窒素同位体比の変動は、海水・陸水などへの溶解や、大気中の窒素分子などとの同位体交換などの平衡過程ではなく、生成・消滅のさいの同位体分別で決められていることを確認した。一方、酸素同位体比が40‰強と非常に高い値に保たれ、地域的な変動があることから、水との間の酸素同位体交換か、生成時の環境水の影響が強く示唆された。来年度以降は、特に後者に重点をおいて研究を進める予定である。 2.CH_4の炭素同位体比は、生成のさいの同位体分別で決められている。一方、水素同位体比は、低緯度ほど高いという、緯度方向に大きな変動を示し、生成時の環境水の同位体比を反映していることが、明らかにされた。本学に既設の加速器質量分析計による、CH_4の^<14>C濃度の測定のための技術的な準備を進めており、一部、測定を始めている。 3.N_2Oの酸素同位体比と、CH_4の水素同位体比に関係の深い、環境水の水素・酸素同位体比の測定を行った。高緯度ほど、低い値を示す一般的な傾向がみられた。湿地帯から生成するメタンの水素同位体比と、環境水の水素同位体比に強い相関関係がみられ、両成分の循環を解析する有効な指標となることが、明らかにされた。 4.前所属機関において、導入できなかったECD検出器つきガスクロマトグラフについては、現所属部局においても、法的な整備がされていなかった。放射線取扱主任者資格の取得と、放射線障害防止の内規制定などの準備を行い、来年度は導入が可能となった。これによって、N_2O濃度の精密測定にむけた環境が整備された。
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