研究課題/領域番号 |
05640571
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
物理化学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
大山 浩 大阪大学, 理学部, 助手 (60192522)
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研究期間 (年度) |
1993
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研究課題ステータス |
完了 (1993年度)
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配分額 *注記 |
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1993年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
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キーワード | 準安定希ガス原子線 / 配向オパシティ関数 / ペニングイオン化 / 飛行時間法 / 並進エネルギー依存性 |
研究概要 |
1.高強度パルス準安定希ガス原子線の試作 パルス幅200μSの高強度パルス準安定希ガス原子線を発生させることに成功した。原子線の短パルス化によってグロー放電に伴なう迷光を、反応生成物からの信号と時間的に分離することができ、従来の測定に比べて、大幅にS/N比を改善できた。 2.飛行時間法による配向オパシティ関数の並進エネルギー依存性測定システムの試作 上記のパルス準安定希ガス原子線を、試作した時間分解測定システムに設置し、反応生成物からの信号を時間分解し、飛行時間法による反応断面積の並進エネルギー依存性の測定を可能にした。この手法を配向分子線に適用し、CF_3Br+Kr(^3P)に関して、CF_3^*生成 反応断面積の立体異方性(配向オパシティ関数)の並進エネルギー依存性に関する予備的測定を行なった。この際に、コンピューター制御された回転ステージを導入し、これに配向電場電極を設置することで、並進エネルギー依存性の測定の際に問題となる配向電場方向のずれを自動的に補正できるようにした。また、この改良により側端における衝突も容易に測定できるようになった。 3.ペニングイオン化過程および準安定希ガス原子の微分散乱断面積の立体異方性測定システムの試作 上記の回転ステージ上に、1対のMCPを設置し、イオン種および電子の測定システムを試作した。これをCF_3Br+Kr(^3P)のペニングイオン化過程に関して適用し、ペニングイオン化過程の立体異方性及びその並進エネルギー依存性に関する予備的測定を行ない、合わせて試作した装置の性能評価を終えた。またMCPを回転させて準安定希ガス原子の微分散乱断面積の立体異方性の測定も可能にした。
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