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複合金属クラスター錯体におけるredox軌道の局在化vs非局在化の配位制御

研究課題

研究課題/領域番号 05640627
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 無機化学
研究機関名古屋工業大学

研究代表者

尾中 証  名古屋工業大学, 工学部・化学教室, 教授 (50024302)

研究分担者 高木 繁  名古屋工業大学, 工学部・化学教室, 助教授 (70206720)
立光 斉  名古屋工業大学, 工学部・化学教室, 教授 (70101277)
研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1993年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
キーワード複合金属クラスター / redox軌道 / サイクリックボルタンメトリー
研究概要

1、1'-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン、dppfeを含んだMnカルボニル錯体およびRCCo_3(CO)_9を単位ユニットとし、これを2個以上組み込んだ複合金属クラスターをいくつか合成し、その電気化学的挙動をBAS製electrochemical analyzerで解析した。
(1)Mn-dppfe系の化合物として新たにHMn(CO)_3dppfe,ClMn(CO)_3dppfeを合成し、単結晶X線解析を行った。これらの化合物とこれまでに報告した(MeCp)Mn(CO)_2dppfe,(MeCp)Mn(CO)dppfe,{ClMn(CO)_4}_2(μ-dppfe)のcv,ディファレンスパルスポーラロ、対流ボルタンメトリーの測定を行い、redox過程とredoxサイトを確定した。各化合物中のMnのE_<pa>値とA対称のν(CO)値の間に良い相関があることが判明した。
(2){-CCo_3(CO)_x}_n.SP系の化合物としてp-{(CO)_9Co_3C}_2-R(R=-C_6H_4(1),-C_6H_4-C_6H_4-(2)),{RCCo_3(CO)_8}_2(μ-dppfe)(R=Cl(3),Me(4),{ClCCo_3(CO)_8}_2(μ-dppe)(5)(dppe=1、1'-ビスジフェニルホスフィノエタン)の合成とcv測定および化合物1、4、5の単結晶X線解析を行った。化合物1は2-5と異なり、その還元過程で二つのCo_3クラスターユニット間の強い相互作用を示した。この事実は1ではredox軌道が非局在化している事を示している。つまり本研究テーマで言うごとく、redox軌道の局在化、非局在化が二つのクラスターユニットを結合するスペーサー分子の種類などによって制御出来ることが実証できた。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] S.Onaka et al.,: "Synthesis of Higher-nuclearity clusters by Use of Small Cluster Units as Building Blocks.Syutueses and X-Ray Analyses of P-{(CO)_9Co_3C}_2 C_6H_4" Chem.Lett.,. 45-48 (1994)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書

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公開日: 1993-04-01   更新日: 2016-04-21  

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