研究課題/領域番号 |
05640668
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
物質変換
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
北村 二雄 九州大学, 工学部, 助教授 (00153122)
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研究分担者 |
谷口 宏 久留米工業高等専門学校, 校長 (10037715)
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研究期間 (年度) |
1993 – 1994
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研究課題ステータス |
完了 (1994年度)
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配分額 *注記 |
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1994年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1993年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
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キーワード | 超原子価ヨウ素化合物 / p-フェニレン型ビスヨードニウム塩 / ペンテン誘導体 / アルキニルチオシアナ-ト / ベンゾフラン誘導体 / アルキニル銅試薬 / 液晶性ジアセチレン / 1-アリールベンゾチオフェニウム塩 / 高反応性ヨウ素試薬 / アルキニルヨードニウム塩 / ビニリデンカルベン / アセチレン誘導体 / シクロペンテン誘導体 |
研究概要 |
本研究では、超原子価ヨウ素化合物の高い反応性を利用して、新しい物質交換ピロセスを開発することを目的としている。特に、p-フェニレン型のビスヨードニウム塩を中心として、さらに通常のフェニルヨードニウム塩についても検討した。 1.p-フェニレン型ビスヨードニウム塩の合成:ヨードシルベンゼンとトリフルオロメタンスルホン酸を用いてビスヨウ素試験薬を開発し、芳香族化合物・アセチレン化合物と反応させることによりp-フェニレン型ビスヨードニウム塩を合成できた。さらに、ヨードベンゼンジアセテートおよびo-ヨードシル安息香酸を用いた新しい超原子価ヨウ素試験薬も開発できた。 2.p-フェニレン型ビスヨードニウム塩と求核剤との反応:特に合成化学上有用なアセチレン基を有するp-フェニレン型ビスヨードニウム塩の反応を行った。チオシアナ-トアニオンとの反応では、アルキニルチオシアナ-トが得られたのに対し、インダンジオンのエノラートイオンやフェノキシドイオンとの反応ではペンテン、ベンゾフラン誘導体が得られた。このように、アルキニル置換p-フェニレン型ビスヨードニウム塩は求核剤に対し高い反応性を示したが、置換反応はマイケル付加・転位を経て進行することが判明した。求核剤として、アルキニル銅試薬を用いるとさらに効率よく置換反応が進行しジアセチレン誘導体が得られることがわかった。これは、長鎖アルコキシ基を有するヨードニウム塩を用いることにより液晶性ジアセチレン誘導体が合成できた。アリール置換ヨードニウム塩の反応に関してはピリジン、トリフェニルホスフィン、ジフェニルスルフィドを用いると二重置換反応が起こり、パラ置換ベンゼン誘導体が得られた。通常合成困難な1-アリールベンゾチオフェニウム塩の合成にも成功した。
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