研究課題/領域番号 |
05640671
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
物質変換
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研究機関 | 岡山理科大学 |
研究代表者 |
萬代 忠勝 岡山理科大学, 工学部, 教授 (80131621)
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研究期間 (年度) |
1993 – 1994
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研究課題ステータス |
完了 (1994年度)
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配分額 *注記 |
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1994年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1993年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
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キーワード | パラジウム0価錯体触媒 / 炭酸エステル / ギ酸還元 / ビタミンD_3 / CD環 / イソプロペニル化 / 酢酸パラジウム / パラジウムアセチルアセトナート / ブチルホスフィン / C-20ケトステロイド / ギ酸 / 加水素分解反応 |
研究概要 |
2価のパラジウム錯体であるPd(OAc)_2やPd(acac)_2と1当量のBu_3Pを混合することにより、裸のパラジウム錯体触媒Pd(O)/Bu_3POを簡便に調製できることを見いだした。この新規活性パラジウム触媒を用いるギ酸還元を利用して、ビタミンD_3のCD環セグメント2の合成を行なった。ビタミンD_3(1)の逆合成をしてみると、3つのフラグメントに分けることができる。その1つのフラグメントであるケトン2のアセチル基は側鎖の導入の重要な手掛かりである。また、ヒドロキシメチル基はA環フラグメント3と結合させるのに重要な役割を果たす。 我々は、ケント2への鍵中間体5を不斉Horner-Emmons反応により、ジケトン4から98%deで構築することに成功したので、CD環セグメント2への変換を以下の手順で行なった。即ち、炭酸エステル12bを我々の開発した活性パラジウム錯体触媒を使ってギ酸還元を施し、β-配向のオレフィン13aへ誘導したのち、数工程を経てケトン2を合成した。
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