研究課題/領域番号 |
05640686
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
分離・精製・検出法
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研究機関 | 徳島大学 |
研究代表者 |
本仲 純子 徳島大学, 工学部, 助教授 (40035811)
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研究期間 (年度) |
1993 – 1994
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研究課題ステータス |
完了 (1994年度)
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配分額 *注記 |
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1994年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1993年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
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キーワード | コレステロール / コレステロールエステル / マイクロ酵素センサ |
研究概要 |
微量のコレステロール並びに総コレストロールを簡単に精度よく迅速定量するために2種類のマイクロ酵素センサの試作について研究をすすめた。初めにコレステロールと総コレステロール定量用マイクロ酵素センサの試作並びに測定における基礎的検討を行なった。アセチレンブラックとテフロン乳濁液を用いて多孔性カーボンペーストを合成した。これをZony1 FSN fluoro-carbon surfactantならびにナフィオンで処理した。微小白金電極(白金直径:50um)を作製し、王水に浸せきして電極先端部の白金を溶解した。その空洞にカーボンペーストを充填し、別に合成したオスミウム錯体である[0s(bpy)_3](PF_6)_2を用いて、200〜900mVの範囲で100回以上ロ-ディングさせた後に、コレステロールオキシダーゼあるいはコレステロールキシオダーゼとコレステロールエステラーゼ混合物を含んだ緩衝溶液に浸し吸着法により酵素を固定化させた。次に、試作したコレステロールならびに全コレステロール用マイクロ酵素センサの特性として、センサへのpHの影響、温度の影響、定量可能範囲、センサの寿命などセンサの特性について BAS 100B, Electrochemical Analyzer を用いて検討した。その結果、pHの影響についてはコレステロールセンサの場合にはpH7.14、コレステロールエステルセンサの場合にはpH6.0、温度はいずれも37℃が最適であった。定量可能範囲は、それぞれ 3.3-240mg/lおよび0.83-17mg/lであった。さらに、クレアチニン、尿素、尿酸、アスコルビン酸、レチノールなど共存物質12種類の影響についても検討した。センサの寿命は3か月と1か月であった。実際試料として試作センサを用いて、市販薬品中のコレステロールの定量法を検討し、他法の分析値と比較した。また成人男子血清中のコレステロールおよび全コレステロールの定量のために、試作センサの適用を試みて評価し、実用の可能性を確認した。
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