研究課題/領域番号 |
05640730
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
植物生理
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
水野 孝一 大阪大学, 理学部, 助教授 (40110845)
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研究期間 (年度) |
1993 – 1994
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研究課題ステータス |
完了 (1994年度)
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配分額 *注記 |
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1994年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1993年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
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キーワード | チューブリン / 細胞膜 / 液胞膜 / 細胞伸長 / リング構造物 / 細胞壁合成 / 水チャンネル / tubulin / Plasma membrane / vacuole membrane / cell expansion / ring structure / wall synthesis / water channel / UDP-glucose / 多糖繊維 / セルロース / カロース |
研究概要 |
高等植物細胞には、細胞骨格として分裂、物質運搬などに重要な機能を果たす微小管が存在し、これを構成する細胞質チューブリンが存在する。ところが、最近我々は種々の膜系にもこれと良く似たタンパクが存在することを見いだした。このような微小管を形成しない膜系のチューブリンの共通した特徴は二次元電気泳動における等電点が細胞質チューブリンより塩基側にシフトしていることである。 細胞膜チューブリン大きな複合体に組み込まれていることが明らかになった。この複合体は30〜40nmのリング構造をとり、カルシウム存在下でUDP-glucoseから多糖繊維を形成することからterminal complexではないかと考えられた。実際に試験管内で少量はであるがセルロースを形成することが確かめられた。この複合体中のチューブリンは、植物ホルモンの添加によりisoformが変化する。 液胞膜にも別のチューブリンが存在する。液胞膜チューブリンはホルモン依存的に細胞が伸長生長する時に消失してしまう。このチューブリンは陽イオン存在下で他のいくつかのタンパクと複合体を形成していることが免疫沈殿法で明らかになった。このなかには、分子量約28kDaのタンパクが見いだされたが、液胞膜に存在する水チャンネルを形成するγTIPではないかと考えられる。液胞膜のチューブリンはγTIPと結合し、調節因子として機能しているのではないかと推測される。
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