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アウストラロピテクス類 歯牙化石,上顎大臼歯の形態学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 05640801
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 人類学(含生理人類学)
研究機関東京大学

研究代表者

諏訪 元  東京大学, 大学院・理学系研究科, 講師 (50206596)

研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1993年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
キーワードアウストラロピテクス / 歯牙形態 / 2次元計測
研究概要

初期人類の化石歯牙標本、上顎大臼歯について二次元計測、特に、咬合面に投影した歯冠および各主咬頭の面積計測を行った。使用したサンプルはAustralopithecus afarensis(dm1:n=5,dm2:n=5,M1:n=10,M2:n=8,M3:n=9),A.africanus(dm1:n=4,dm2:n=5,M1:n=23,M2:n=31,M3:n=20),A.robustus(dm1:n=1,dm2:n=5,M1:n=27,M2:n=27,M3:n=25),A.boisei(dm2:n=3,M1:n=6,M2:n=5,M3:n=3),early Homo(dm1:n=1,dm2:n=6,M1:n=21,M2:n=18,M3:n=14),分類群帰属未判定標本:n=44,および若干の類人猿標本である。これらについて、実体顕微鏡と描画装置を用いて咬合面への投影図を作成し、各咬頭の面積などの形態特徴をデジタイザーにより数値化し、得られたデータの統計解析を進めた。予備的な結果としては以下のことが上げられる。歯冠面積ではA.afarensis/Homoに対しA.africanusは著しく大きく、A.robustusの状態に匹敵する。この傾向はM1ではやや弱いものの、ここでも明確にA.afarensis/Homoよりは大きく、下顎臼歯のパターンと微妙にことなる。咬頭面積ではロブスト型猿人(A.robustus/A.boisei)では歯種によっては頬側咬頭が大きい傾向が示された。また、ホモ属標本ではM2とM3の遠心咬頭が小さいのが目立つ。特に、M3ではどの分類群も多少なりとも遠心咬頭が相対的に小さいが、その中でも、ホモ属では特にhypoconeの縮小が目立ち、他の分類群のでパターンとことなる。また、こうした枠組みのなかで、コンソ遺跡群出土の未公表のearly HomoのM3の形態解析を進めた。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書

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公開日: 1993-04-01   更新日: 2016-04-21  

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