• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

境界要素法によるマイクロストリップ線路の特性解析

研究課題

研究課題/領域番号 05650054
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 応用物理学一般
研究機関愛媛大学

研究代表者

下代 雅啓  愛媛大学, 工学部, 助教授 (70136307)

研究分担者 堀田 昌志  愛媛大学, 工学部, 助手 (70229201)
研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
800千円 (直接経費: 800千円)
1993年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
キーワード境界要素法 / マイクロストリップ線路 / スプリアス解
研究概要

本研究課題の目的とするところは,誘電体基板の端付近にプリントされたストリップ線路の導波特性を境界要素法によって解析し,誘電体基板の端の影響を詳細に検討することであった.また,この種の数値解析法にはつきもののスプリアス解に関する検討も同時に行うことを目的としていた.この研究課題に対して,TEM波近似に基づく準静的解析と,厳密なハイブリッドモード解析の二通りのアプローチを試みることにした.すなわち,準静的近似解析に対しては導体上のポテンシャルを未知関数とする積分方程式を取り扱うことにし,そして,ハイブリッドモード解析では線路横断面内の不連続境界上での電磁界成分を未知関数とする積分方程式を取り上げ,それぞれ,境界要素法の標準的な離散化法に従って定式化した.準静的解析の方は,実際の数値計算でスプリアス解が現れることはなく,解析は当初の予定どおり順調に遂行することができた.そして,誘電体基板の端の影響や近接する線路間の相互作用が,固有モードの実効誘電率並びに特性インピーダンスに及ぼす効果について,近似的にではあるが,詳細に検討した.その比較の対象として,結合形線路の導波特性をスペクトル領域法で解析し,まとめたものを口頭で発表した.一方,ハイブリッドモード解析の方は,当初予想したとおり数値計算の段階で多数のスプリアス解が出現し,そのままでは真の解の特定が極めて困難な状況であることが判明した.以来,真の解の特定法を模索するとともに,スプリアス解の除去方法についても検討し続けているが,解決の糸口はまだ掴めていない.これを解決しない限り,より厳密な解析は不可能であり,現在引き続き検討している.

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書

URL: 

公開日: 1993-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi