研究課題/領域番号 |
05650055
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
応用物理学一般
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研究機関 | 東京都立大学 |
研究代表者 |
守屋 正 東京都立大学, 工学部, 教授 (50087227)
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研究分担者 |
田川 憲男 東京都立大学, 工学部, 助手 (00244418)
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研究期間 (年度) |
1993 – 1994
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研究課題ステータス |
完了 (1994年度)
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配分額 *注記 |
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1994年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
1993年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
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キーワード | 超音波用造影剤 / トレーサー / 流れの可視化 / 動画像 / 超音波 / 造影剤 / 磁性体 / 中空微粒子 / 共鳴 |
研究概要 |
流れの解析を自動的に行うため、超音波Bモード像上で、背景雑音に埋もれた磁性体塗布中空微粒子や気泡の映像をコンピュータにより自動認識するためのアルゴリズムの開発を行なった。本年度の研究により得られた主な研究成果は以下のようである。 1。画像処理の分野で広く用いられているオプチカルフローによる超音波造影剤の追跡アルゴリズムを開発した。動画像の処理に階層的アルゴリズムを導入することにより追跡の信頼度が向上することをシミュレーションにより示した。(国際会議 JTC-CSCC '94,および電子情報通信学会論文誌に掲載予定) 2。尿路や血管中における造影剤や気泡の計算機により自動追跡を行なうための前処理として、階層的処理を用いた血管壁の自動検出アルゴリズムを開発した。本手法は異なる解像度の画像を階層的に用いる点を特徴とし、造影剤や気泡が壁に付着した場合でも血流や尿流の流れている領域の正確な抽出を可能とする。また、検出精度の向上と計算量の低減は相反する問題であるが、本手法によれば効果的な兼ね合いが可能となる。 3。さらに、標的の自動追跡を行なうためのパターンマッチングによる追跡アルゴリズムを開発した。 4。中空微粒子を尿流の可視化に適用した。中空微粒子の比重が水の比重に近いため流れが非常に遅い場合にも流れの可視化が可能なことを確認した。
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