• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

遷音速遠心圧縮機のサージ限界

研究課題

研究課題/領域番号 05650167
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 流体工学
研究機関九州大学

研究代表者

速水 洋  九州大学, 機能物質科学研究所, 教授 (10038606)

研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1993年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
キーワード遠心圧縮機 / ディフューザ / 翼付きディフューザ / 超音速ディフューザ / サージ / 流体計測 / 圧力計測 / 衝撃波
研究概要

ターボ圧縮機の圧力比が単段で4を超えると羽根車への相対流れやディフューザへの流れは超音速となり、一般に運転できる流量範囲は狭い。圧縮機の最少流量はサージで定まる。サージは圧縮機を含む管路系全体の不安定現象であるが、その限界流量は羽根車またはディフューザ内で流れがはく離し始めるときと密接に関連している。本研究では、衝撃波が発生するインデューサ部のシュラウド面圧力分布及びディフューザ翼間ならびに翼列入口羽根なしディフューザ部の圧力分布を詳細に計測するとともに、レーザ流速計による流れ計測および二次流れの可視化計測等を行い、サージの原因を解明しようとするものである。得られた主な知見は以下の通りである。
1.ディフューザ入口、翼列翼間及び翼列喉部に変動圧力測定孔を設けるとともに、圧力の高速・同時計測システムを開発した。
2.圧縮機の最大流量点より流量を順次減少させ、サージに至るまでの圧力波形をインデューサ部及びディフューザ部を同時に記録した。その結果、サージが発生する場所は回転パラメータによって変わること、及び圧力波形がサージ限界の解析に有効な手段であることを明らかにした。
3.半導体L2Fを用いてインデューサ部の衝撃波を捉えた。その結果、圧力波形との比較よりサージ限界に近づく程衝撃波が上流に移動し、その強度が増大することを確認した。
4.ディフーザ翼列翼間のレーザ計測用観測窓を利用して液注入法による側壁二次流れの観察を行った。その結果、流量の減少とともに二次流れ発生点が上流に移動すること、及びサージ状態では完全に逆流していることを確認した。
5.ディフューザ部では衝撃波の移動に基づく圧力変動が大きく、羽根車出口流れによる流れの非定常性が大きいことを確認した。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] HAYAMI.H.et al: "Blade Loading and Shock Wave incTransonic Cirglar Cascade Diffuser" ASME Journal of Turbomachinery. 115. 560-564 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書

URL: 

公開日: 1993-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi