研究課題/領域番号 |
05650264
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
知能機械学・機械システム
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研究機関 | 九州東海大学 |
研究代表者 |
渡邊 嘉徳 九州東海大学, 工学部, 教授 (60220943)
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研究分担者 |
小笠原 健一 熊本大学, 工学部, 助手 (60233392)
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研究期間 (年度) |
1993
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研究課題ステータス |
完了 (1993年度)
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配分額 *注記 |
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1993年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
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キーワード | 猫 / 跳躍着地 / 筋骨格システム / 関節反力 / 関節モーメント |
研究概要 |
本研究の目的は四足動物、特に猫の跳躍・着地時の見事な衝撃吸収動作を生体工学的に観察し機械の振動衝撃吸収機構のまったく新しい設計コンセプトを探索することである。まず猫を自然落下させた時の着地衝撃吸収性能を現存車輌の懸架装置と比べて解析した。ビデオ機器、加速度測定器、床反力計などは既にもっているものを使った。この実験で猫と車輌用懸架装置の歴然たる性能の違いを示すことができた。また簡単なシリンダーモデルで猫の衝撃吸収波形の現象的再現ができることを示した。これらの結果は日本機械学会のバイオエンジニアリング学術講演会に発表した。また熊本県産学官技術交流会にも発表し企業の人達にも本研究の意義を認めてもらうことができた。次いで猫の自発的な跳躍・着地動作を同様な手法で測定解析した。ここでは科研費で購入した三分力変換器で水平・垂直反力を分離して測定することができた。また猫の力学モデルの運動方程式に床反力や加速度の測定値を代入し関節反力とモーメントを計算することができた。計算には科研費で購入したパソコンを用いた。計算結果は定性的に納得のいくものであった。この結果は日本機械学会バイオエンジニアリングシンポジュウムにて発表した。また九州東海大学紀要工学部に論文として投稿した。この紀要は平成6年3月に刊行される。
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