研究課題/領域番号 |
05650356
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
情報通信工学
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研究機関 | 九州工業大学 |
研究代表者 |
今村 恭己 九州工業大学, 情報工学部, 教授 (60037950)
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研究分担者 |
上原 聡 九州工業大学, 情報工学部, 助手 (90213389)
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研究期間 (年度) |
1993 – 1994
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研究課題ステータス |
完了 (1994年度)
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配分額 *注記 |
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
1994年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1993年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
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キーワード | 擬似雑音系列 / complexity評価 / 1記号変更 / 1記号挿入 / 1記号削除 / Linear complexity / Maximum Order Complexity / 周期系列 / Linear Complexity / Maximam Order Complexity / 疑似雑音系列 / m-系列の最小変更 |
研究概要 |
スペクトル拡散通信や暗号の分野では、complexity(予測し難さ、解読し難さ)の大きな擬似雑音系列が必要であり、complexity評価法としてはLinear Complexity(LC)が従来用いられている。本研究では、系列の僅かな変更に対して値の変化の少ないcomoplexityが望ましいという見方に立って、系列のcomplexity評価法の比較検討を行なった。 1.先ず周期系列の3種類の最小変更(1周期中の1記号置換、1記号挿入、1記号削除)に対するLCの不安定な振る舞いを一般的に明らかにした。特に1記号置換の場合については完全に解析出来た。 次にLCにおける線形差分式の制限をなくしたMaximum Order Complexity(MOC)を用いると上記のLCの不安定性が大きく改善されることを、m-系列の最小変更について明らかにした。 今後は下記の課題についてさらに研究したい。 1.MOCの値の理論的な評価法を開発し、最小変更に対するMOCの評価をm-系列以外の系列についてもしたい。 2.相関特性の優れた周期系列がガロア環上で構成されているので、このような系列についても検討したい。
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