研究課題/領域番号 |
05650368
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
情報通信工学
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研究機関 | 福岡工業大学 |
研究代表者 |
松永 利明 福岡工業大学, 工学部, 講師 (40148911)
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研究分担者 |
野田 武昭 福岡工業大学, 工学部, 講師 (90211466)
内田 一徳 福岡工業大学, 工学部, 教授 (50099024)
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研究期間 (年度) |
1993
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研究課題ステータス |
完了 (1993年度)
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配分額 *注記 |
1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
1993年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
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キーワード | 方形トンネル / 分岐を持つトンネル / 十字形分岐 / 電波伝搬 / インピーダンス近似 |
研究概要 |
携帯電話等の移動体通信の普及に伴って、それらの使用において電波伝搬の諸問題が生じてきた。特に、都市部における地下街などの地下構築物内ではその使用が制限されている。これまでの研究は一様なトンネル内における電波伝搬の研究が主であり、分岐構造を持つトンネルについては見あたらなかった。本研究では地下街、地下道等の基本的な分岐を持つトンネル内の電波伝搬を明らかにしようと、現実問題と深く関連した分岐を持つ断面が方形のトンネルを取り上げ、実用的な観点から励振問題として解析と実験を進めようとするもので、これまでの研究から大きな前進を得てるものと考えている。我々は、トンネル壁に対してインピーダンス近似理論を適用することにより、一様な方形トンネルに対しては極めて有効であるとの知見を既に得ていた。今回は壁が損失誘電体からできている十字形分岐を持つ方形トンネルについて、励信問題として理論的に近似解析した。また、マイクロ波を用いたモデル実験装置を開発して伝搬実験を行い、多くのデータを得ることにより分岐を持つトンネル内の電界強度分布を明らかにし、近似解析の数値計算結果とよく一致することを実証した。従って、基本的な分岐を持つ方形トンネルに対し、トンネル壁にインピーダンス近似の有効性を明らかにすることができた。これらの研究成果については、研究会及び学会講演等に発表し、学術論文に投稿予定である。しかしながら、分岐部における電磁波の振る舞いを厳密に解析することは難しく、今後の課題としたい。
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