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むだ時間を含む連続時間系に対するディジタルロバストサーボ系の設計

研究課題

研究課題/領域番号 05650383
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 計測・制御工学
研究機関東京工業大学

研究代表者

原 辰次  東京工業大学, 総合理工学研究科, 教授 (80134972)

研究分担者 近藤 仁志  東京工業大学, 総合理工学研究科, 助手 (50178422)
研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1993年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
キーワード繰返し制御 / ディジタル・ロバスト制御 / H_∞制御 / 分散型CADシステム / 演算時間遅れ / 混合状態空間表現 / サンプリング周期 / ディジタル・サーボシステム
研究概要

本研究の成果を以下に示す。
(1)最適ディジタルロバストサーボ系の設計理論
1.混合状態空間表現に基づいて無駄時間系に対するディジタル最適制御系の設計法を提案した。評価指標としてはサンプル点間応答を考慮したH_2/H_∞ノルムを用い、等価な離散時間H_2/H_∞制御問題を導出した。
さらに、最適解を求めるために必要となるリカッチ方程式を、無駄時間のないリカッチ方程式から求める計算アルゴリズムを導出した。
2.上記結果を繰返し制御などサーボ系設計法へ拡張した。また、繰り返し制御のディジタルロバスト安定化条件について検討した。
3.上記設計法に基づく最適設計法のパッケージを既に開発中のUNIXシステムの分散型CADシステム上に実現し、上記設計法の有効性を確認した。
4.現在、上記結果に基づきサンプリング周期と無駄時間の大きさが制御性能に与える影響を定量的に検討している。
(2)ステッパのディジタル繰返し制御への応用
LSI製作において重要な位置を占めるステッパの制御に上記設計理論を適用し、その有効性を確認するため、ステッパのパイロット装置を用いた実験装置を準備した。また、システムと分散型CADシステムとを結合し、実験と一体化できる設計環境を整備した。
今後、演算時間遅れを考慮した最適ディジタル繰返しコントローラ実験により、サンプリング周期と制御性能との関係を明らかにする予定である。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] H.Fujioka,S.Hara: "HS Module:An Xmath Package for Sampled-Data Systems" 第4回MATRIXユーザー会資料. (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] S.Hara et al.: "Synthesis of Robust Servo Compensa for Based on H_∞ Control" ACC'94. (発表予定). (1994)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書

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公開日: 1993-04-01   更新日: 2016-04-21  

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