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混合型H^2/H∞推定理論に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 05650418
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 計測・制御工学
研究機関早稲田大学

研究代表者

内田 健康  早稲田大学, 理工学部, 教授 (80063808)

研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
700千円 (直接経費: 700千円)
1993年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
キーワードH∞推定 / H^2推定 / 混合型H^2 / ロバスト推定 / 指数関数型最小2乗推定
研究概要

混合型H^2/H∞推定理論の中心課題は混合型H^2/H∞推定器の構成法を確立することである.本研究では,与えられたH∞ノルム評価性能を満足する推定器(H∞推定器)の中でH^2ノルム評価(2乗推定誤差評価)が最も優れたものを混合型H^2/H∞推定器と定義した.まず与えられた性能をもつH∞推定器の全てを特徴づける問題を検討し,縮小写像をパラメータとする一つの解答を与えた.次に,このH∞推定器の集合の中から最小のH^2ノルム評価法をもつ推定器を求める問題(混合型H^2/H∞推定問題)を議論した.
混合型H^2/H∞推定問題に対してはある特別な場合に最適解を得ている.その解はオールパス特性をもち,典型的なH∞推定器の性質をもった解であることはわかったが,その物理的な意義についてはまだ明確にはなっていない.一般には,混合型H^2/H∞推定問題は一種の特異最適値問題であり,解決困難な問題であることが判明した.
そこで,H^2ノルム評価の代わりに,その一つの上界となる指数関数型のH^2ノルム評価を導入し,この評価を最小にするH∞推定器を求める問題を検討した.この問題に対しては,十分に一般的な形で,しかも容易に構成できる形で解を得ることができた.またその解の特徴を明らかにすることもできた.
得られたH^2/H∞推定器の性能,特徴を具体例で検証するために,離散時間型の解を導き,アクティブビジョンによる推定問題に適用した.カルマンフィルターとの比較を通して,H^2/H∞推定器がロバスト性の面で優れていることを示した.

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] M.Fujita,A.Maruyama,K.Uchida: "Finite horizon H∞ estimation for linear discrete-time systems-Direct approach based on comploting the squars-" 第22回SICE制御理論シンポジウム資料(Kariya). May. 153-156 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] 山中一雄,内田健康: "混合H_2/H∞フィルタ問題の簡単な場合" 第36回自動制御連合講演会予稿集. October. 123-124 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] M.Fujita,A.Maruyama,T.Taniguchi,K.Uchida: "Finite horizon discrete-time H∞ filter with application to an Active Vision System" The 32nd IEEE CDC Proceedings. December. 2194-2196 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書

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公開日: 1993-04-01   更新日: 2016-04-21  

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