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超硬練り貧配合コンクリートへの建設副産物コンクリート塊の利用

研究課題

研究課題/領域番号 05650427
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 土木材料・力学一般
研究機関秋田大学

研究代表者

徳田 弘  秋田大学, 鉱山学部, 教授 (70041879)

研究分担者 加賀谷 誠  秋田大学, 鉱山学部, 助教授 (00091794)
川上 洵  秋田大学, 鉱山学部, 教授 (90006693)
研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
1993年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
キーワード再生粗骨材 / 超硬練り貧配合コンクリート / 配合 / W / C / 細骨材率 / VC値 / 圧縮強度 / 弾性係数
研究概要

本研究の目的は,建設副産物のリサイクルを促進するため,圧縮強度レベルごとに区分したコンクリート塊を破砕して再生粗骨材を製造し,これを超硬練り貧配合コンクリートに用いるための基礎資料を得ることである。このため,材令28日の圧縮強度が248kgf/cm^2および580kgf/cm^2の原コンクリート(製造後約1年経過)を用いて2種類の再生粗骨材AおよびBを製造して,各種試験を行い,次の結果が得られた。
(1)再生粗骨材のモルタル付着率,比重および吸水率は,それぞれA:48.0%,2.32および6.96%,B:53.2%,2.37および6.39%であって,原コンクリートの強度が大きいほど品質が若干良好であった。
(2)再生粗骨材,川砂,普通セメント,AE剤を用いて,VC値20±5秒,空気量5±1%,W/C=60〜80%,単位水量107〜109kg/m^3の超硬練り貧配合コンクリートを製造した結果,目標VC値および空気量とするのに,W/Cを10%増加すれば細骨材率と単位水量をそれぞれ2%および1kg/m^3増加すれば良いこと,再生粗骨材種別が異なっても配合に差がないこと,川砂利を使用する場合と比較して単位水量が3〜4kg/m^3程度増加することが明かとなった。
(3)W/Cおよび単位水量が一定の超硬練りコンクリートでは,細骨材率が5%増加するとVC値は10〜15秒程度増加し,締固めにくくなり,W/Cが60,70および80%のとき目標VC値が得られる細骨材率はそれぞれ36,38および40%となった。
(4)材令28日の圧縮強度は,粗骨材Bを用いた方がAを用いた場合より大きくなった。また,W/C=70および80%では,骨材AおよびBを用いたコンクリートの圧縮強度が川砂利の場合と同等以上となった。
(5)弾性係数は,骨材Bを用いた方がAを用いた場合より大きいが,川砂利を用いた場合と比較して両者とも10〜20×10^3kgf/cm^2程度小さくなった。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書

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公開日: 1993-04-01   更新日: 2016-04-21  

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