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施工された海洋コンクリートの品質評価とその構造物の耐久性能に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 05650440
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 土木材料・力学一般
研究機関鹿児島大学

研究代表者

武若 耕司  鹿児島大学, 工学部, 助教授 (10155054)

研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
1993年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
キーワード海洋コンクリート / 耐久性設計 / コンピューターシミュレーション / 欠陥モデル / マクロ腐食モデル / 塩分浸透解析 / 複合劣化モデル
研究概要

本研究では、まず、海洋環境下に施工された構造体コンクリートの品質評価をコンピューターシミュレーションによって行うための手法について検討を行った。次に、このシミュレーション結果も含め、海洋コンクリート構造物の耐久性設計手法確立のために必要となる幾つかの具体的資料の作成を行った。以下に今回の主な検討内容について示す。
1.構造体コンクリートのシミュレーションモデルを作成した。このモデルは、構造体コンクリートの品質が内部欠陥の存在状況に支配されると考え、この欠陥を球状空隙の集合としてモデル化したものである。ここでは、構造体コンクリートの品質は、ランダム関数を用いてモデルコンクリート内部へ配置された球状欠陥空隙の大きさと数の組み合わせによって表わすことができると考えた。
2.コンクリート中の鉄筋のマクロ腐食モデルを作成した。これを上記1.のモデルと組み合わせ、種々の欠陥を有する構造体コンクリートの海洋環境下における鉄筋腐食ひび割れ発生までの期間のシミュレーションを行った。これによって、コンクリート内部の欠陥存在状況と構造物の劣化速度の関係をある程度定量化することができた。
3.上記1.のモデルと実際の構造体コンクリートとの整合性を取るため、および海洋コンクリート構造物の耐久性設計資料となすため、実コンクリートの塩分浸透性に関して1988年から1993年までに報告された約60編の文献を整理し、塩分拡散係数やコンクリート表面塩分量などについてデータ解析を行った。
海洋コンクリート構造物における複合劣化の問題を取り上げ、ここでは、塩害と中性化が複合する環境における劣化速度評価モデルを構築した。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 武若 耕司: "コンクリート中の種々の欠陥を考慮した塩害シミュレーションに関する研究" コンクリート工学年次論文報告集. 第15巻. 789-794 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] J.NIWA,K.TAKEWAKA & S.MAEDA: "Quantitative Durability Design Method of Concrete Structures" The 16th Concrete Conference with International Participation Behaviour and Design of Concrete Structures under Seismic and Other Special Actions. (発表予定). (1994)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書

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公開日: 1993-04-01   更新日: 2016-04-21  

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