• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

超ゆる詰め砂における液状化にともなう大ひずみ発生時の力学的特性に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 05650477
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 地盤工学
研究機関九州工業大学

研究代表者

永瀬 英生  九州工業大学, 工学部, 助教授 (80180488)

研究分担者 安田 進  九州工業大学, 工学部, 助教授 (90192385)
研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
1993年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
キーワード液状化 / 地震 / 室内せん断試験 / 砂 / 密度 / 原位置試験
研究概要

本研究は大きなひずみまで試験できる特別な装置を開発し、相対密度が0〜-20%といった超ゆる詰め砂の大ひずみ時における力学的特性を調べようとするものである。今年度の研究成果をまとめると以下の如くである。
(1)せん断ひずみで100%といった大ひずみまで再現できる繰返し単純せん断試験装置を製作した。この装置は多層リングを用いた単純せん断型であり、そのリングにガイドを設けてせん断ひずみが均一になるように工夫されている。また、ゴムスリーブを用いる代わりに多層リング間にシリコンオイルを注入することによって非排水状態が保たれる。現在、この装置を用いて超ゆる詰め砂のせん断試験を行っている。
(2)砂丘の後背地で堆積している砂層の密度を調べるために、日本海中部地震で被害を受けた秋田県能代市および津軽半島の砂丘地域においてスウェーデン式サウンディング試験を実施した。その結果、表層0.5mまでは相対密度30%以下のゆるい砂層が確認された。しかしながら、深さ数mの地点では相対密度が100%を超えるところもあり、この試験結果から求められたN値を用いて相対密度を推定する方法にはまだ問題点が残されていることも認められた。
(3)相対密度0〜-20%といった超ゆる詰めの供試体を作成する方法を確立するために、氷や入浴剤を用いる方法およびゆるく詰められた不飽和砂を凍結する方法を比較検討した。その結果、不飽和砂を凍結する方法では、含水比を4%にすると供試体の作成時にその体積収縮が小さく、供試体の側壁面の形状にも凹凸が少ないことから、これが最も適した方法であることが明らかになった。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 安田 進: "砂の超緩詰め供試体の作製方法" 第28回土質工学研究発表会 平成5年度発表講演集. 1. 885-886 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] 宍道 玲: "砂丘地における密度分布に関する研究" 平成5年度 土木学会西部支部研究発表会講演概要集. (発表予定).

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書

URL: 

公開日: 1993-04-01   更新日: 2019-02-28  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi